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Rothesay Netherwood School, カナダ、NB州訪問

この学校のあるカナダのニューブランズウィック州は、アメリカの東海岸、ニューイングランド地方よりも更に1時間時計を進める東にあります。日本とは昼と夜が真逆になる経度にあたります。緯度は、47.57°だそうで、これは日本の最北端の択捉島よりもさらに2度ほど北になります。地球儀でみると、日本の反対側、随分と日本から離れるだけでなく、寒く北極に近いところに来ました。このような地域にも100年以上の歴史のある誇り高きボーディングスクールは存在します。
下記この学校の基本情報です。
Rothesay Netherwood School
総生徒数:272人(寮生人142、通学生130人)
学年:6年生~12年生
留学生(寮生)受け入れ学年:6年生~12年生
創立年:1877年
全校生徒に占める留学生の割合:20%(12か国)
現在の日本人生徒数:0名(2017年9月に3名入学予定)
この学校に着いたのは10時少し前、アドミッションの総責任者であるPatrick Nobbsさんが出迎えてくれました。彼の留学生への出願に関するコメントです。
「留学生の出願に際しては、TOEFL、TOEFLJuniorなど英語力を示す試験のスコアの提出は必要ありません。ESLクラスが留学生の英語力不足を補います。学校を訪問してくれた留学生には、私たちの生徒が学校施設を案内するだけでなく、クラスにもその生徒と一緒に参加してもらいます。留学生が参加したクラスの先生からの留学生の印象も入試考査の重要な対象になります。」
10時から始まった学校訪問が終了したのは、結局14時頃でした。私が同行した留学生志願者は、授業参加、学校施設見学、そしてカフェテリアでの昼食をこの学校の現役12年生のツアーガイドと共に過ごしました。通常の学校訪問の施設見学の倍の時間です。最後にNobbsさんとのインタビューで、学校訪問というよりも、一日入学体験を終えました。
今回同行した生徒と私は別メニューでした。Nobbsさんの案内で私は学校施設の見学行い、さらには、Saint JohnとRothesay(ラッセイと発音します)の町を彼に車でガイドしていただきました。
週末に生徒が行けるショッピングモールやスーパーマーケット、そして住宅街など学校とかかわりのある施設や建物などを細かく教えてもらいました。
日本では見ることのできない地平線をここカナダのニューブランズウィック州では、普通に見ることができます。学校のある佇まいも、この地を流れる海のような巨大なケネベカシス川を見下ろす高級住宅街の地域です。古いレンガ造りの建物が200エーカー(東京ドーム17倍ほど)の広々とした丘に点在していて、地域の治安の良さを肌で感じることができます。
この学校では、IBプログラムを採用していて、すべての11年生、12年生はIBカリキュラムに沿って科目の履修が行われるそうです。
IBプログラムは、カナダの中等教育基準よりも高い学力を要求されますが、IBをすべて終了できなくてもこの学校から修了証書は授与されるそうです。
この学校のある地域に北米の北の果てというイメージを持っていたのですが、Saint Johnという町にはカナダの大企業として知られるアーヴィング社の本社のある町であり、アメリカメイン州の国際空港のあるポートランドよりも規模の大きな町です。
治安面、教育の質、学校私設の充実さなどの点で、この学校は優良の評価に値する学校と言えます。

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