留学コンシェルジュ

留学生活の光と影

中等教育時代の留学の光と影は、はっきりとしています。
留学当初は言葉も不自由で沈んでばかり、失敗と戸惑い、困惑、
そして自信喪失、自分を見失い、闇に包まれているような生活が続きます。
このままで大丈夫なのだろうかと留学生たちは不安になります。
異文化での生活だからこそ、この落ち込みは激しく、
孤独は増していき、孤立無援ともいえる状況で彼らは必死に耐えていきます。
耐えるということは、学校で教えられることではないのかもしれません。
たとえ、授業で耐えることの意義や意味を学んだとしても、
それが現実的にどれだけ役に立つかは、きわめて疑問です。
耐えるという辛い時期があるからこそ、幸福感は必ず到来します。
今までわからなかった先生や生徒たちの言葉が、少しずつですが、
分かるようになる。それは、今までの闇に放たれる一筋の光です。
この光が毎日、毎日やってくるようになる。そして、
できるという実感が自信に変わっていきます。
どうしたら、与えられた課題を終えることができるか、
留学生たちはやがて自ら動きだします。
彼らの闇に射したほんのちょっとの光が束ねられることで、
自分の未来が見えてくるように思います。
彼らの気付いていないところで、光はより太く束ねられます。
照らしているところは、今、未来、そしてかなり先の未来。
サバイバルから始まった彼らの異文化体験は、短期間の間に
急速に変化していき、1年後には、
サバイバルからは完全に離脱できるようになります。
影の部分が減って、多くの場所が光ることになります。
もちろん、影がすべてなくなることなど、ありえません。
光あるところに必ず影があります。
時に光は遮られ、闇に包まれることもあります。
その繰り返しで生徒たちは、精神の自立を果たしていきます。
ずっと闇の人生などありえません。
また、光だけの人生というのもあるはずがありません。
そのコントラストを理解すれば、不安に押しつぶされることも、
耐える途中であきらめてしまうようなこともないでしょう。
若い時代の留学生活には、人生のエッセンスが
たくさん詰め込まれていると思います。

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