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2月のペアレントデイ

10月と2月、多くのボーディングスクールでペアレントデイが開かれます。日本でいうところの参観日です。この参観日、日本の場合、高校では一般的でありません。しかし、ボーディングスクールの場合は、学年が上がるごとにペアレントデイの果たす役割は大きくなるように思います。
このペアレントデイは終日ないしは、2日間続きます。授業の参観だけではなく、各クラスを担当する先生との15分ほどの個別面談が組まれます。先生との面談の主たるテーマは、我が子の学習状況と見通しですが、2月の面談では、来年度の科目について、11年生であれば、大学進学についてなど、親の多岐にわたる質問にボーディングスクールの先生たちは自らの経験と知識を生かして答えてくれます。
もちろん、英語圏の文化として質問がない場合は先生から自動的に多くが語られるとは限りませんから、常に我が子の学習状況を親が把握する必要があります。
前日のブログでも述べましたが、ペアレントデイでも校長先生は大忙しです。在校生の親が大挙して学校を訪問するわけですから、ホスト役の長である校長および校長夫人は親との歓談が欠かせません。学校に対する賞賛もあれば、苦言を呈される場合もありますが、それを真摯に受け止め、誠実に答えるのが校長先生の仕事です。
一般にボーディングスクールの校長先生は、とても気さくでフレンドリーです。ペアレントデイに行かれた時には、留学生の保護者の皆さんにもぜひ校長先生と簡単な意見交換をされることをお勧めします。
ボーディングスクールのペアレントデイでとてもユニークなのは、このイベントの終わりは、親子で過ごす週末が用意されていることです。先生から我が子について現場の声を十分に聴いたうえで、彼らと過ごす週末は、次の段階への準備という点でとても意義のあることになるでしょう。
一度だけでは、うまく機能しないかもしれませんが、ペアレントデイへの出席を複数年続けることで、親の「姿勢」に我が子も徐々に慈愛を感じると思います。もちろん、遠く離れたボーディングスクールのペアレントデイに留学生の親が毎回参加できるわけではありませんが、年に一度は、我が子の母校を訪ねることで、保護者の皆さんもいろいろと発見できることがあると思います。

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