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授業の大切さ - ボーディングスクール

<昨日のブログに続きます>
教科書の概念が根本的に違うボーディングスクールと日本の学校ですが、授業への積極参加と、授業中に集中(focus)することについても、ボーディングスクールのほうが日本よりもよりかなり真剣に重くとらえているのではないかと思います。
授業中の居眠り、無関心などは許されないというよりも、あり得ないと思います。楕円形のテーブルで生徒と先生がすべて対面する少人数クラスにおいては、そもそも授業に参加しないということができません。それでも、仮に居眠りをしたり、全く授業に無関心であったりする生徒がいれば、そのクラス全体が驚いて、「悩みを聞こう」ということになるのではないかと思います。それほどまでに、ボーディングスクールでは授業が大切にされていると思います。
その基本にある先生と生徒の繋がりですが、ボーディングスクールでは先生の7-8割の先生が学校敷地内で生活しているという状況があります。先生たちは授業という限られた時間だけでなく、食事も生徒と一緒ですし、平日の放課後や土日など授業がない時でも、学校はいわば巨大な家族が生活をする場と考えられています。
ボーディングスクールの先生たちは、学校のことをコミュニティーと呼びます。コミュニティーとは、共同社会といった意味です。すなわち、そこは単なる勉強の場というのではなく、生活を通じて、生徒たちが成長をする場というように先生たちは認識していると思います。
学校内外でのイベントなどもおおよそ先生にしてみれば、明確なプライバシーなどないかもしれません。個人の考えや行動が日本よりもはるかに強く、明確なアメリカにおいてでも、ボーディングスクールという世界は明らかに特別と言えるのではないでしょうか。
この特別な世界に多くの卒業生が、大学を卒業して母校に、先生やアドミッションスタッフとして戻ってくるのです。
アドミッションスタッフに限って言えば、半数以上が自らがボーディングスクールを卒業したか、あるいは何らかの関連を持った人たちです。彼らがボーディングスクールというコミュニティーに戻ってくる、すなわち、そこでの人生の一時期がとても輝いていたからに違いありません。その基本はやはり、授業にあると私は思います。

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