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日曜コラム 誕生日プレゼント

3年ほど前から、息子から私と家内の誕生日にプレゼントが届くにようになりました。
彼が家を離れて、名古屋で生活をするようになってから4年ほどになります。
その前は、自宅から東京の仕事場に通っていたのですが、その期間は2年ほどでした。
社会人となる前は、3年間のIT専門学校、更にその前は3年間ニュージーランドでした。
今年で彼は30歳になります。
息子が小学校に入学して間もなく、私と彼、そして次男の3人で剣道を始めました。
息子たちが小学校の時の記憶、たとえば週末の剣道の稽古や週末の釣りなどは、
鮮明に覚えています。おそらく、生涯、忘れないでしょう。
しかし、中学校以降、彼らが大人になり始めることからの記憶は、
週末の関わりも徐々に少なくなってきたので、かなりぼやけてきます。
そもそも勉強が好きでなかった息子ですが、あえて、
勉強を強要したり、厳密に計画を立てたりしたことはありませんでした。
家内から聞くところによると、2歳の時、家族がちょっと目を離した隙に
彼は「家出」をして、警察に捜索願を出したことがあったそうです。
1歳の誕生日を迎えたとき、一升餅を背負って、すでに歩いた息子は、
その行動半径が広がる時期が年齢にしては早かったので、
すこし目を離した隙の家内が肝を冷やす出来事は、かなり多かったようです。
そのような幼少時代から一気に時をワープさせて、現代に戻ると、
息子が名古屋から帰省してくるのは、お盆と正月の年2回です。
職場は2度変わりましたが、忙しさは変わらず、頻繁に実家に帰ることはありません。
1年に1-2度は、大阪などへの出張絡みで、こちらから彼に会うこともありますが、
子どもたちが、家を出て生活するようになって早4年が過ぎるなかで、
息子からの誕生日プレゼントは、年を追うごとに、とても大切なことのように思います。
私も息子も誕生日は12月です。
今年、私の誕生日には、十四代という日本酒が彼から届きました。
山形県産の有名な純米吟醸酒でした。
さて、私に続く彼の誕生日、何を送ろうかと思います。
直観的に思い浮かべたのは、今、私が使っていない電池時計でした。
しかし、「使っていないから送るというのはなぁ・・・」
それなら、「誕生日プレゼントは、別に考えよう。」ということで、
獺祭の純米大吟醸を彼に送ろうと決めました。

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