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ボーディングスクール ― ♯2 授業について

<火日曜のブログに続きます>
ボーディングスクールの文科系のクラスのディスカッションについて前回のブログで述べました。
その前のブログ、日曜コラムでは「危機感」という人の心理が歴史を動かす要因として、ボーディングスクールの授業で取り上げられ、ディスカッションが行われることを述べました。
テンスクールズやESLのない入学難易度ランク4のボーディングスクールでは、生徒が選択できる科目が多くなり、フィリップスアカデミー、エクセターを例に挙げると9年生から12年生で教えられる総数は400にも達します。日本の高校では、生徒が選択できる科目数を増やすという教育概念はないと思います。
その代わり、日本ではテストでの得点を基準にして特進クラスが設けられ、大学進学のために勉強の良くできる生徒を集めて特別なクラスが編成されるようです。
おそらく、特進クラスで行われることは、大学受験対策として、より広範な知識をより多く暗記することではないでしょうか。それが出来る、あるいはそれに耐えられる生徒が学習能力のある生徒であり、彼らの視点、発想力、興味、好奇心などは特進クラスにあっては問題にならないのではないでしょうか。
特進クラスの生徒のみが少人数クラスであったり、ディスカッションやプレゼンテーション、さらには自主的リサーチなどが行われたりするということはあり得ないことでしょう。
ボーディングスクールでは生徒ひとり一人の個性や特性は尊重され、大切なものとして扱われますが、日本では、それと授業が直接結びつけられるようには、中等教育の授業は組まれていないように思います。個性よりも、覚えるべきことを、科目別にどれだけ短期間に徹底できるかということが長年にわたって研究され、その傾向はこれからも続くのではないかと思います。
近年、日本ではグローバル化の影響を受けてか英語力の向上が重視され、大学受験においても4技能が取り入れられるそうです。4技能とは、読み、書き、聞く、話すですが、すべての中学、高校生がこの影響下にあるとすれば、覚えるべきことが多くなっただけで、果たして生徒たちの英語力は伸びるのでしょうか。
私はこれからの教育は、やらされるのではなく、自分でやっていくことに重きが置かれるべきではないかと切に思います。それは、やらされる人生ではなく、自分でやっていく人生の基礎を、中等教育時代に作ることになるからに他なりません。

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