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SSATオンライン出願の問題点

アメリカのボーイングスクールへの出願は、日本の中学、高校受験の際の出願方式とは全く異なることは今までに、何度かブログで述べてきました。今日、テーマにしたいのは、日米の比較ではなく、推薦状についてです。
ボーイングスクールへの出願には、英語、学校管理者あるいはカウンセラー(日本の学校では、クラス担任、学年主任)からの推薦状が必要ですが、オンラインの出願方式においては、出願者が推薦状を書いてもらいたい先生のメールアドレスと名前をオンライン上で登録することにより、その先生にSSATからメールで推薦状入力の案内が届きます。各先生はその案内に基づいて推薦状を完成するわけですが、推薦する先生の英語力が問題になります。
日本だけでなく他の国でもSSATやGatewayによる推薦状作成の際、作成する側の英語力が不足していて問題になるようです。おそらく、アジアの国々でその問題は顕著であると思います。
出願者の英語力は問われて当然ですが、推薦する人の英語力は出願者と関係はありません。そのことを、ボーイングスクールも意識し始めているようですが、まだまだ具体的な対策までには至っていないのが現状です。推薦状に関しては、例えば、Berkshire Schoolは、日本語・英語共用のものを認めています。また、Suffield Academyのように、出願方式は5通りも認めているボーイングスクールもありますから、それぞれの出願先と交渉することで推薦者の英語力をカバーする方法は見いだせると思います。
日本では、「手続き」というとその手順ややり方は、明確に決められていて、それ以外は容認できないというのが当たり前のこととされていますが、ボーイングスクールの推薦状に関しては、生徒の英語力や学力とは全く関係ないため、オンラインという融通の利かないやり方から離れて、アドミッション担当者にそれを作成する問題点を提起することで、解決策を見出すことも可能になるかもしれません。
なお、SSATオンライン出願は、一般的にはランク4以上のボーイングスクールで採用されていて、ESLのあるランク3の学校は、出願の方法はおおよそのところがペーパーベースを可能としているので、推薦状も和英共用のものをおおよそ認めてくれるのが実情です。

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