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日曜コラム メンタルの強さと弱さ

そこかしこで金木犀のさわやかで甘い香りが漂う季節になりました。
夏と冬の狭間の季節、自然の変化がとても美しく感じられます。
異常なほどの厚さと湿気に包まれる日本の夏は、アスリートたちにとっても
受難の季節ですが、そこから一転、そろそろベストコンディションで競技に
向かえる気候になりました。
このところ半年ほど勝ちに恵まれていなかったテニスですが、
外気温が劇的に下がり、発汗が抑えられた分、息の上りが止まると、
フォアとバックのストロークミスが激減しました。
ミスが減ると思い切ったショットも良いほうに向かいます。
バックハンドのストレートとクロスへのドライブショットが
ネットを超えるようになり、更に深いところにボールが落ちます。
自分の調子よさは、不思議なことに相手のミスを誘うようになります。
結果的には6-1、6-2のスコアで勝ちました。
この数字から見ると、快勝なのですが、実際はファーストセット、
最初のゲームを私はいきなり落としました。
夏の季節ですと、ファーストゲームでモーレツに汗をかき、
暑さで冷静さを失い、守りに入るショットが多くなります。
浅く入ったボールは、相手にとっては、絶好球です。
角度をつけたボールでウィナーを取られたり、そもそも返球をネットに
かけたりして、思うような試合展開ができません。
冷静を装っても、自分のこころにうそはつけません。
守りと攻めがぎくしゃくしてきて、体の軸がぶれて、手打ちになります。
それに気づく冷静さがなくなります。
今回は、汗をあまりかかないのが功奏したのか、フォアハンドのミスが減ると、
バックハンドやサービスまでもが不思議なほど、調子よくなりました。
それにともなって、松岡修造さんがよく言う「守らない、攻める」
という意識がうまく自分の体に伝わるようになります。
このような時は、意識の反比例が相手に起こります。
普段よりも肝心なところでダブルフォルトが多くなります。
また、こちらが「しまった」と思われるような、サービスラインくらいで弾む
浮いた球をネットにかけるようになるとともに、
少し深いボールは、返球がアウトになります。
メンタルの強さと弱さ、もしかすると、この精神のやり取りがテニスという
ゲームで行ったり来たりしていたのかもしれません。
スポーツのみならず、芸術、音楽、そして社会生活ももしかすると、
メンタルの強弱という波に私たちは支配されているのかもしれません、
と感じる初秋の週末テニスでした。

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