留学コンシェルジュ

成長の第二段階 自己責任の大切さ、理不尽さ

<前日のブログに続きます>
留学を通じて子どもたちが成長するその過程を考えていますが、異文化に慣れる、適応することから始まり、自分の世界が広がっていくと自己責任の大切さを生徒たちは理解するに至ると思います。
先週紹介したホームステイから寮へと滞在場所を変えた生徒が、「自分から行動を起こさないと周りは動いてくれない」という認識をYear10(日本の中学校3年生)にして持ったことに対して、お母さんは「彼がこれから経験するであろう小さな試練が楽しみ」と言いました。
お母さんがわが子に望むこと、「たくましく生きてほしい」ということがその言外に読み取れると思います。
自分から行動を起こすということは、留学生活において簡単に成り立ちません。とにかく、不自由な言語を操らなければならないのですから、思ったら直ちに行動できるようでいて、現実にはたくさんの落とし穴があり、そこにストンと落ちてしまうのです。自分の意志が伝わらない、思うようにはできないという現実は、時として生徒たちから自信を奪います。
また、日本よりもおおよそ事務的な手続きが大雑把で正確性、緻密性に欠けることが多い英語圏では、その理不尽さを受け入れるまでにもかなりの時間や試練が必要となるでしょう。
約束を都合よく忘れられてしまう。
その場では、勢いよくほめられても、フォローが足りない。
愛想はいいけど、気配りがない。
異文化とは、本当に理不尽であり、やる気を高揚させる要素と、萎えさせる要素が煩雑に散らばっている世界なのです。それゆえに、留学生はたくましくならざるを得ないのだと思います。
やる気を高揚させる要素を重視して、萎えさせる要素は気にせずに流すという精神作業を繰り返しているうちに、「自ら行動することの大切さ」を留学生たちは身に着けていくのではないかと思います。
学習力をつけるために、反復練習を繰り返し、試験で良い結果を出すという作業を継続する日本式学習法と留学の世界での学習法がかなり違うことが解ります。もちろん、いずれのアプローチにしても、学習そのものが目的ではなく、それを将来の自分にどのように活用するか、そして自分がどうしたいかを見極めるための勉強ですから、その方法論は自分の責任で選択すべきです。
留学は、日本での教育システムと違って、自己責任の範囲がかなり広く思います。それが自分に合っているかどうか、その判断も本人に委ねられています。

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