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留学生 - 日本の大学受験

海外の高校を卒業した日本人生徒が日本の大学を受験する場合下記の書類の提出が必須となります。
① 卒業証明書
② 在学証明書
③ 成績証明書
最近では、単身留学した生徒の特別入試を多くの大学が認めるようになり、日本のバブル崩壊前の親の海外出張に伴ういわゆる帰国子女だけの特別入試はかなり少なくなりました。
但し、医学部は一般入試のみのところが多く、医師を目指す人にとっては、高校での卒業目的の留学は、受験のための学習負担は相当なものになることを覚悟しなければなりません。
留学生のための特別入試は通常の入試と異なり9月頃から出願が始まり11月ころまでには、おおよその大学が合否の結果を出します。アメリカの大学入試がコモンアプリケーションというオンラインの共通願書を採用する傾向がかなり高くなりつつあるのに対して、日本の大学はその傾向はまだ見られません。しかしながら、上記の書類さえ留学生は取り揃えて帰国すれば、願書そのものは複雑ではありませんので、出願のための手続きは日本のほうが、アメリカよりもはるかに簡単です。
北半球の英語圏の高校を卒業した生徒の日本の大学への出願で最も注意をしなければならないのは、成績証明書の取得と提出でしょう。
卒業時に卒業証明書と在学証明書は、卒業した学校が独自に発行するDiplomaとは別に学校に依頼して作成してもらうことが出来ますが、成績証明書は卒業時には、発行されないことが多く、一定の期間の後に郵送となります。
ボーディングスクールにおいては、学校そのものが成績証明書を発行する権限を持っていますが、公立の学校の場合、教育委員会が成績を管理していることもあります。学校と教育委員会の連携が悪いと、成績証明書の発行が遅れるということも実際によくあります。
日本では考えられないことですが、成績証明書発行のための事務処理時間が夏休み期間は担当者不在でかなりの時間がかかることがあり、日本の大学の出願期間内にオリジナル書類が本人の手元に届かない場合もあります。
大学に提出する書類に関しては、学校任せにしてはいけません。さもないと出願者は最後の土壇場で書類が日本に届かずに、場合によっては出願できないこともあるのです。成績証明書に関しては、その担当者の連絡先は携帯電話を知っておく必要がります。そして、余裕をもって書類を受け取れるように、定期的な連絡は欠かせません。
つづく

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