留学コンシェルジュ

#2 ボーディングスクール入学準備

<月曜日のブログに続きます>
小学校の時から考えて中学校・高校で留学を行う場合の日本での準備ですが、私はなるべく現地に早く行くことをお勧めしています。日本での周到な留学準備として、英会話を学ぶ、TOEFLやTOEFLJuniorなど英語全般について学んでも、留学先がどのようなところなのかという理解がなければ、目標設定が曖昧になります。
ボーディングスクール留学の場合、学校を訪問してインタビュー(面接)をするというのが習慣化しているために、日本からの留学生は、英語力の有無にかかわらず、いきなり留学の一部を体験することになります。1校ではなく、学校訪問は5校ほどになります。アメリカ滞在は5日ほどのなかでどうしても英語で対応しなければなりません。
渡航から帰国まで1週間ほどの間に留学を目指している生徒は異文化のエッセンスを体験するといえます。まず、自分がどれだけ英語が使えないか、そしてそれを使うにはどうしたらよいのか。
徹底して勉強ばかりをさせられるのかと思ったら、驚くほどにスポーツや芸術施設が充実していて、なによりそこで学んでいる生徒がみな元気そうで、明るいということも、現場でなければ実感できないことでしょう。学校の施設案内は生徒が行い、その印象も鮮烈です。
余談ですが、アメリカ東海岸地方のボーディングスクールに昨年9年生として留学した生徒は、サマースクールを経て、9月から日本人一人のみの状況下で生活と学業に大変苦労しました。しかし、翌年の1月にはなんとアジア人訪問者に対してツアーガイドが行えるまでに成長しました。もし、その生徒が留学するための英語を「日本」で準備するために留学を早めずに1年間、英会話、TOEFL、TOEFLJuniorなどの勉強を行ったとして、果たして10年生から入学できるかどうか・・・、おそらく日本にいて「実践」英語力を養うのは、とても難しいことに思います。なぜならば、現場にいないのですから、実践の実態がわかるはずがないからです。
小学校5年生で学校訪問に出かける場合、当初の中学校になってからの留学が1年早まるケースは多々あります。それは、学校訪問を通じて、留学希望の本人も家族もボーディングスクールの現実を知るからです。
ボーディングスクール入学への準備の最大の要点は、いつ留学するかをなるべく前に持ってくることができるかを、学校見学を通じて考えることだと思います。

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