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#3 ボーディングスクールの出願プロセス

<前日のブログに続きます>
インタビューの重要性を前日のブログで述べました。合否の50%はインタビューにあると言えるほど、面接時の受け答えは重要です。
日本では考えられないこの受験状況の根拠を述べます。
第一に試験結果の合否における割合です。留学生の場合、ボーディングスクールにおける試験はTOEFLとSSATです。この2つの試験結果で英語力と数学力を確認するわけですが、テンスクールズの場合は、TOEFLはおおよそ100点、SSATは80パーセンタイルがおおよその基準とされています。
TOEFLの満点は120点ですから、100点以上の20点という点数の差で合否の判定はしないのがボーディングスクールのアドミッションの大きな方針です。同様にSSATの点数にしても80パーセンタイル(自分よりも良い得点の人が20%、悪い得点の人が80%)に達していれば、あとの20パーセンタイルで合否の判定はしません。
テストの数字を追いかけるよりも、生徒の資質、素質、特質といった伸びる要素を学力以外に求めるのが彼らの考え方なのです。ですから、体育、音楽、芸術、社会活動など、授業以外の分野での実績を詳しく彼らは求めるのです。
過去2年間の学校で表彰されたこと、学校以外で参加した活動、あるいは競技、そして夏休みに何をしたかなど、生徒が伸びようとしている要素を積極的に探し、それを志願者がどのように表現するかを考えます。その集大成がインタビューにあると言っていいと思います。
受け入れるほうが、学力重視の方針を取り、独自の試験を実施して、知識や学習技術の習得を合否の大きな手掛かりとすれば、当然志願者もその傾向を学びそれに合わせた対処をするようになります。
日本の場合、個別指導、塾、予備校などの学校以外の学習補助機関が発達する拝啓には、試験の結果がすべてといっていい日本独自の選抜方式があるからです。
おそらく、中等教育を受ける時期に留学するというのは、どうしても日本式選抜方法が合わない生徒、あるいはそもそもその方式に疑問を持っている家族ということになります。
「これからは英語が話せないといけない」という考えもありますが、厳密に英語を学ぶだけであれば、大学に入学してから1年くらい、休学して語学留学をすれば、日常生活に困らない程度の英語力はだれでも獲得することができます。

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