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#2 ボーディングスクールへの出願

<月曜日のブログに続きます>
アメリカ、ボーディングスクールの出願で最も重要なのはインタビューです。これはお互いのお見合いですから、出願者から見れば、自分に合っている学校かどうかを決めるための最も有効な機会になりますし、受け入れる学校からすれば、志願者が自校にあっているかどうかを見極めるための最も重要な機会といえます。
インタビューについては、過去に数回ブログでその内容、特徴について説明させていただきましたが、日本のインタビューと最も異なる点といえば、それが1対1で行われることにあると思います。
日本の場合、複数の面接官がいて、質問の内容もおおよそ決まっているので、それに合わせて最適な受け答えは練習することができます。ところが、アメリカの場合、面接は絶対に1対1なので、日本のように的確なパターン練習はできないと思います。ではその内容はというと、おおよその流れとして、導入、要点質問、そして志願者からの質問を受けるパターンは決まっていますが、1対1であるがゆえに、お互いの相性やノリという不確定要素が現実的には学校選択に大きな影響を与えます。
相性が合う場合は、問題ありませんが、それが合わない場合は、生徒側がその学校を第一志望選ぶことはありません。いくらその学校のランクが高く、進学実績もあり、評判が良くても、インタビューされた本人がインタビューした人を気に入らなかった場合、その学校は生徒によって選択されないのです。
そのことを学校側も良く理解しているので、アドミッションスタッフはおおよそみな愛想が良く、気遣いもでき、学校を心底愛している人が伸びていくのです。アドミッションスタッフの名刺で二ケタの数字が名前の後に入っているのは、その人がその学校を卒業した年度です。数字を入れることで、自分の立場を明かしているわけですが、日本にはそのような習慣はありません。そして、名刺を差し出すほうも、その数字についてあえて説明はしません。アメリカにしては珍しく、自己アピールが控えめになっています。
何度もこれまでにボーディングスクールの入試は総合評価ということを述べてきましたが、合否を決定するアドミッションのスタッフミーティングでは、インタビューを担当したスタッフが主にその生徒の合否について主導的な立場になるようです。それゆえに、インタビューの印象いかんが合否の50%を決めるといっていいと思います。
つづく

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