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9 ジュニアボーディングスクール 入学難易度について

<昨日のブログに続きます>
Fessenden Schoolの特徴は、ジュニアボーディングスクールのなかでは、一番都市(Boston)に近く、総生徒数が513人と多いことです。寮生数は100余りで部屋の入口はカーテンで仕切られています。ドアできっちりと仕切ってしまうと、「生徒が孤立してしまう」とDirector of Admissionのカレブ・トンプソンさんは言います。寮生としての受け入れ学年は5年生から9年生ですから、この年齢であるならば、プライバシー保護という観点よりも寮生の連帯を重んじるという教育方針もあると思います。
この学校のイノベーションラボと呼ばれる先端技術を駆使したクラスは成長を続けています。ドローン、3Dプリンタ、レーザーカッター、各種ロボットなど、アカデミックおもちゃ箱スペースが、来年には倍くらいのスペースに拡充されます。
このクラスでは、先生の講義はありません。生徒が自らの課題に取り組み、先生は生徒たちのできない部分や難しいところについて、アドバイスを与えたり、一緒に作業をしたりしています。このクラスでは、覚えることを強制されません。何をどのように作るかは生徒が自ら考え出します。
今年、このクラスを訪問したとき、生徒が作った義手がありました。指の動きを腕の筋肉につけたセンサーでコントロールするというもので、その動きは確か、Fessenden Schoolのホームページでも紹介されていたと思います。
イノベーションラボ以外にも、模擬テレビスタジオもあります。たくさんのビデオカメラがそのクラスには置いてありました。タイヤ径が15センチほどもあるラジコン大型サンドバギーもありました。その上にビデオカメラをセットしていろいろな場所を撮影するのに使うそうです。
Fessenden Schoolについては、過去3-4回、ブログで紹介していると思いますが、この学校の生徒たちには、受け身の閉塞感がありません。やらされている、しかたなくやるという無言のプレッシャーはなく、生徒自らが動いているという印象を受けます。もちろん、小学校高学年から中学校にかけては、生徒たちは知識として定着させなければいけないこともたくさんあります。しかし、それを学校のみならずそれ以外にも塾や家庭教師で強要されれば、感性や好奇心が萎えてしまいます。Fessenden Schoolだけではありませんが、ジュニアボーディングスクールは生徒をやる気にさせるために何をどうしたらいいかをよくわかっていると思います。
余談ですが、3月ごろにFessenden Schoolでは車輪のない自走式スケートボードの学年持ち込みを禁止しました。ホバークラフトのミニ版のようなこの先端技術の粋を集めたおもちゃは、まだその安全性が確保できなかったのでしょう。日本の学校では考えられないような、生徒たちの楽しみの世界がFessenden Schoolにはあるような気がします。
つづく

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