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8 ジュニアボーディングスクール 入学難易度について

<昨日のブログに続きます>
Eaglebrook SchoolとBement Schoolはともにテンスクールズの一つ、Deerfield Academyに隣接しています。
Bement Schoolは幼稚園から9年生までの学校ですが、アメリカで唯一、小学校の3年生から寮生を受け入れています。しかし、3年生から6年生までの寮生の数は極めて少なく、もし留学生が3年生として寮生として受け入れられる場合は生活英語には不自由がないこと、そして入学する年に3年生の寮生が少なくても複数人いることなどが条件となります。おそらく、アメリカという国では、小学生のうちは家族と一緒に過ごすことが教育上良いという概念があるのではないかと思います。
Bement Schoolは総生徒が218人とボーディングスクールレビューでは紹介されています。North Country Schoolについで小さな規模の学校で、3年生から寮生を受け入れているにもかかわらず寮生はすべてで40名しかいません。この学校は基本的には通いの私立学校と考えてもよさそうです。
留学生のパーセンテージも全体の14とジュニアボーディングスクールのなかでもかなり低く、入学に際してはWISCという知能指数をはかる試験のスコアの提出が必要になります。セラピューティックスクール以外でWISCを要求するボーディングスクールはBement Schoolを除いてはありません。
小規模、寮生の少なさという現状からして、この学校が留学生の受け入れ方針を変更してその数を急激に増やすことはあまり考えられません。
小学生でもある程度英語が話せて、小さな学校を希望される生徒とその家族にとってはまさに理想的な学校といえますが、日本で教育を受けて、留学は初めてという生徒には向いているとはいえません。
Eaglebrook Schoolはアメリカジュニアボーディングスクールのなかでも、顕著な進学実績を誇る男子校の雄です。受け入れ学年は6年生から9年生までの純粋なジュニアボーディングスクールで、254人の総生徒数のうち、200人が寮生活をしています。男子校らしく、スポーツもとても盛んで、学校がリフト設備のあるスキー場をその敷地内に持っています。
この学校のDirector of Admission、Ted rawさんは42年間、同校に在籍しています。3年から5年で職場を変えるのがアメリカ人の常識のなかで、極めて稀な人といえるでしょう。
余談ですが、アメリカには日本のような定年制度はないそうです。確かに、ボーディングスクール、ジュニアボーディングスクールには、明らかに70歳を超えていると思われる先生が時々います。
この学校に入学するために最も大切なのは英語力、学力ですが、Tedさんを含めたアドミッションスタッフとうまくコミュニケーションが取れるようなインタビューができれば、合格の可能性は極めて高いといえます。
つづく

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