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#3 ボーディングスクール受験-ほめるところを探すこと

<火曜日のブログに続きます>
TOEFLという英語力による評価で合否が決まることはないボーディングスクール受験ですが、入学してからも生徒の学力評価は、中間、期末試験の結果で決まるというわけではありません。大きな試験の結果は成績評価の20~30%を占めますが、残りの部分は、宿題、課題の出来栄え、授業への参加度、更には質問の回数などの積極性なども加味されてボーディングスクールの生徒の成績は付けられることになります。
日本のように、授業中はおとなしくしていて、宿題、課題は無難な程度にこなし、中間、期末さえしくじらなければ高い評価を維持できるという学校環境はボーディングスクールにおいてはありません。
クラスのディスカッションやグループ学習など、生徒に主体性と自主性が要求される分、先生も日常の授業への真剣な取り組みが要求されるといっていいと思います。私の知る限り、アメリカにおいては、日本のように教員になるための資格と制度は厳しくないようで、いろいろな経歴を持つ人がボーディングスクールという社会に参加しているようです。
それゆえに、授業の大切さが先生と生徒の両方に増すのです。
先生に対する暴言は、到底許されず、授業中の携帯電話の使用などは、ボーディングスクールでは論外です。
それ故に、授業はいつもピリピリとした緊張感で満たされているかというと、そうではありません。むしろ、生徒と先生はリラックスしていてお互いに本音で語り合っているというのが現実です。
先生が探しているのは、それぞれの生徒が何に興味を示し、どうしたら彼らが夢中になれる授業を行うことができるかということです。それを模索するために、先生自身も自分の得意分野を熱意をもって教えるということです。
良いところをほめて伸ばすことを、先生自らが実践し、それを生徒に伝播させるというのがボーディングスクールの日常の姿ではないかと思います。
つづく

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