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#10 教育の選択肢 イギリス小学校ボーディングスクール

<土曜日のブログに続きます>
イギリスのプレップスクールの休みとそれに伴うガーディアンの役割をSummer Fieldsを例にとって考えています。夏休みが2か月間、冬休みが1か月、そして春休みも1か月弱あるというのは、日本であれば大学並みです。小学校では到底考えられません。
休みはそれだけではありません。1月13日から3月24日のおおよそ2ヶ月間の第2学期を例にとってみると、そのなかで10日間の中間休みがあり、さらにその中間に金曜日から始まる週末休みが3日間ずつあります。表にしたほうがわかりやすいので、先週に金曜日の表を再度掲載します。
2016年
第2学期(Lent)
01月13日(水)    学期スタート
01月29日~01月31日 ショートリーブ 1回目(3日間)
02月12日~02月21日 ロングリーブ(10日間)
03月11日~03月13日 ショートリーブ 2回目(3日間)
03月24日(木)    第3学期終了
第3学期(Summer)
04月20日・21日(水) 学期スタート
05月06日~05月09日 ショートリーブ1回目(4日間)
05月26日~06月01日 ロングリーブ(6日間)
06月18日~06月21日 ショートリーブ2回目(4日間)
07月09日(土)    第2学期終了
第1学期(Michaelmas)
9月 7日~ 8日   新学期スタート
9月29日~10月 2日 ショートリーブ 1回目(4日間)
10月21日~10月31日 ロングリーブ (10日間)
11月17日~11月20日 ショートリーブ2回目(4日間)
12月01日~12月04日 ショートリーブ3回目(4日間)
12月14日(水)  第一学期終了
休みがこれだけ多いということは、学校にいる間は体育や副教科などは、最小限に抑えて集中的に主要教科の学習が行われていると思われがちですが、以前にも数回ご紹介したようにイギリスのボーディングスクールにはThe Other Halfという言葉に代表されるように学習が半分、「その他の半分」は体育、音楽、芸術、社会活動などに積極的にあてられます。
このような学校スケジュールのなかにおいて、果たして日本式、試験対策のための学習ができるとは思いません。
イギリスのプレップスクールの学校生活で、通常のウィークデイで学校の授業以外で学習に充てられる時間は1時間ほどです。もちろん学校に塾が併設されているわけでも、徹底した個別による授業外での指導が行われるわけでもありません。それでもそこで学ぶ生徒たちは、11歳で自分の志望するパブリックスクールを選定し、予備試験を受け、13歳になればコモンエントランスという試験を受けて、第二のボーディングスクール生活をスタートさせます。
つづく

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