子供が留学中に孤独を感じたら? 留学あるあるに対する対処法②
前回のブログでは孤立から脱却する方法として以下の3つの要素を組み合わせてコミュニケーションを取ることの重要性を、私自身の経験を交えてお話をしていきました。 前回のブログはこちら。
自分の得意分野の範囲(会話のコントロール)✖️相手が興味を持つ話題(希少性)✖️相手が気持ちよく話したくなる話題(ホスピタリティ)
そして、このテクニックについては日本の環境で生まれ育った留学生であれば年齢に関わらず有効であるというお話もしました。これについては、留学コンサルタントそして過去には社会人からシニア層の留学のコンサルタントをしていて、幅広い層の留学生を見てきた経験からもそれは間違いないと言えます。
私が現在進行形で見ているボーディングスクールに通う生徒たち、小学生〜高校生の年齢においても例外ではありません。英語力に関係なく、留学生たちはどこかのタイミングでこの孤独感を経験します。
たとえ、英語が不自由なく話せたとしても、この3つの要素のどれか一つが欠けている場合でも同様ですので、英語コミュニケーションレベルはこの課題を解決するための一つの要素ではありますが、残念ながら全てではありません。私が留学も前にする生徒や親御さんに、英語以外の部分で人間形成についての準備を一緒に進めていくことを進めるのもここに理由があります。
得てして子供の留学の場合、留学をスタートさせることに注意が向いてしまい、留学をしてからのサバイバル能力についてはどうしても見逃されがちです。留学の準備をする周りの大人たちはそれでも良いのですが、留学をする当の子供達はこの部分に対してあまりにも無防備に留学をスタートさせてしまうことが多いことに気づきます。それは、留学をした後に生徒の悩みを抱えた親御さんが私のところに駆け込んでくるケースが多いことからも、その傾向は時代を経ても変わらない様です。
留学に旅立ったと思ったら、その後すぐに「友達ができない・・・」なんて連絡があったら親としても居ても立ってもいられないでしょう。そうならない様に、しっかりとこの3つの要素について事前に話し合うこと、準備をすることがとても重要になります。
我々留学コンサルタントは現在留学中の現役留学生たちの現地での様子もしっかりとサポートをしながら、その様子は把握していますから、現地の子供達がどの様なことのに興味を持っているのか?をしっかりと認識していますし、どんな「武器」を持ってスムーズにコミュニティに入っていくべきか?そのあたりの作戦についてもしっかりと生徒一人一人の興味関心をベースに相談に乗ります。
ここをしっかりと準備することで、友達作りはもちろんのこと、自分自身のの強みや弱み(伸び代)についても認識する事ができますし、学校での自分自身のキャラクターの確立も早いタイミングから出来るので、学校生活が楽になります。
学校生活が楽になると、今度は勉強に集中する事が出来る様になりますし、先生との関係性も良好になります。その積み重ねが、その後の高校進学や大学進学への選択肢の幅を広げることになります。
私がいつも生徒や親御さんに「留学は留学前からスタートしている」とアドバイスするのはここのもその本質の一部があります。
アイルランドで体験した課題感から解決に至るまでのプロセスを生徒やご家族とも共有したいですし、特に子供達には、自分の「武器」を持って学校において「その他大勢」ではなく「一目置かれる」生徒になってもらいたいといつも思っています。そして、その準備はしっかりとした目的を持って、英語力とは違ったアプローチで留学前から準備ができる事を知ってもらいたいと思います。
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