留学コンシェルジュ

卒業&受験開始を迎えて、コンサルタントの気持ち

2026年の5月も終わりを迎えて、私のサポートをする生徒たちも続々と帰国をしたり、卒業式を迎えたりしています。

今年も受験を一緒に頑張った生徒たちも第一志望の進学先への入学が決まり、気持ちよく卒業式を迎えました。彼らの卒業までの道のりを思うと、本当によく私についてきてくれたと思いますし、自画自賛ではないですが、私自身としてもよく頑張ったなと思います。

 

この5月末は年間を通してとてもユニークなタイミングで、コンサルタントとして生徒のサポートをやり遂げたタイミングと新たな生徒たちの受験サポートのスタートのタイミングが重なる時期となります。そのため、冷静にその対極になる二つの事例を比較することが出来る非常に稀有な瞬間ということになります。

事実、生徒たちの私に対する振る舞いを見ていても、卒業するタイミングの生徒たちが私に対して親しみをこめた口調で本音トークをしてくれる一方で、これから受験スタートの生徒たちにはまだまだ緊張の色が伺えます。

この対比は私にとってとても印象深く、まっさらな状態から一年後の生徒たちとの関係性についてどうブログを読んでくださる読者のみなさまにお伝えできるのか?常々考えていましたが、今回始めてその心境を言葉で表現をしてみたいと思います。

 

 

生徒たちとの受験の道のりは「大海原にイカダで漕ぎ出す」様子に似ています。

生徒たちは自分で用意した、いつ崩れるかわからないロープで辛うじてひとまとまりになっている丸太の束と頼りないオール。この二つだけではるか水平線の彼方にあるゴールを目指し漕ぎ始めます。唯一の道標は北極星(=希望するボーディングスクール)と小さなコンパス(=生徒にとっての私)だけです。

生徒たちにとっては、その北極星さえ、それが本当に北極星なのか? そして手元にあるこのコンパスは信用に足る代物なのか?

という不安と向かいながら大海原へ出航していくわけです。

 

一方で、コンサルタントである私の方では、縁あってその生徒のイカダに同乗をさせてもらうわけです。そのイカダも実にユニークで一つ一つ形状が異なります、一応私もそれなりのイメージを持ってイカダに乗り込みますが、それでも一度大海原に出ると、そのイカダは陸地に会った時とは全く異なる姿を見せます。

だから、そのイカダの「進む先」「イカダの特徴や潜在能力」などは航海がスタートしてからから少しづつ学ぶことになります。

 

時に丸太を結んだ紐が緩むことだってあります、思わぬところから浸水することもあります、そして、課題はイカダだけに止まりません。北極星だったと思って目指していた星が、実は別の星だった・・・。なんてこともあります。

コンパスである私の役割は方向を指し示すという大きな役割他にも、その過程で起こるさまざまな問題に対して一緒に対処するというところも実は大きな役割だったりするわけです。

 

生徒たちが、最初は大海原を見ると圧倒されて、何をして良いのかわからない!と多少の混乱を持ってしまうことも当然です。それでも、この航海を進めていくと、少しづつ、風の向き、波の波長、雲の流れ、そして北極星以外のも多く煌めく多くの星に気持ちが向く余裕が生まれてきます。そうなると、航海=受験プロセスも「貿易風」を捉えて一気に波に乗ります。

 

多少、方向に迷っても、気持ちの余裕を持って対処することが出来るようになります。そして、コンパスである私は、同じ航海を毎年のように経験をしていますから、その経験則から生徒たちに都度、適切なアドバイスをします。このアドバイスもイカダの形状が異なれば、イカダの持つ装備が異なれば、当然異なる対処法になるわけですから、コンサルタント自身の感受性とクリエイティビティが重要になります。

そして、当然のことながら、船乗りである生徒がそれに対して聞く耳を持ってくれる関係性でないと、問題は解決しません。

面白いことに、丸太の緩みや浸水を多く経験したイカダはより逞しく、頼り甲斐のあるボートへと変貌を遂げていきます。受験という大航海を終えた後もその堂々とした姿は人々の関心を集め、引き続き多くの航海を経験し、生徒たちの生活を豊かにしてくれる道具になります。受験は一過性のプロセスではなく、今後長い人生における自分の武器を創作するプロセスなのです。

大海原に小さなイカダで漕ぎ出す頃には、まだ何者でもなかった「生徒とコンパス」のチームワークは半年もするとだんだんとそれが強固になり、学校訪問をする頃には阿吽の呼吸で学校訪問を乗り切るほどのチームワークが生まれていきます。

 

今年、晴れて卒業をする生徒たちへ。

彼らのボートはより安定感と推進力を得て、より明確で正しい方向性を示すGPSを搭載して新たな航海に出ますね。

私の生徒たちにまずはおめでとうという言葉を送りたいと思います。そして、彼らの頑張りをとても誇りに思います。

特にコンパスを失いかけて、学校での生活がままならないこともありました。それでも話し合いに話し合いを重ねて、いろいろな方面からの味方となる仲間や大人たちとの出会いを通して大きく成長をしてくれました。

あなた方のボートはより安定感と推進力を得て、より明確で正しい方向性を示すGPSを搭載して新たな航海に出ることになります。もう、道に迷うことはないと思いますが、手元にいつでもコンパスがあることは忘れないでもらいたいと思います。

 

これから受験へ向かう生徒たちへ

新たな航海へ踏み出した、あなた方のイカダはまだ小さく頼りないかもしれません。それでもコンパスが指し示す方向を信じて航海をすると、だんだんといろいろな景色を見ることが出来るようになります。そしてこのプロセス自体が素晴らしい人生経験になることを理解できるようになると思います。

ここからの長い道のりを一緒に頑張りましょう!

 

 

 

 

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