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来年度のボーディングスクールガイドライン(コロナ対策編)

アメリカの多くのボーディングスクールは春休みで今週はお休みになります。

例年であればこの時期には学生寮もクローズになるので年次の浅い子供たちは日本に帰国をして束の間の家族との時間を楽しみます。現地で数年過ごしている子供たちは現地のDay Student(通いの学生)のご家庭に一時的に滞在をするという子供たちもいます。

しかしながら今年は例外的にコロナの影響もありボーディングスクールは学生寮を閉じる事なく引き続き子供たちをキャンパス内に止まる事を推奨しています。コロナの影響が引き続き読みきれない事から、帰国後に際入国ができないリスク、外部との接触後にキャンパスに戻る事でコロナ感染のリスクなどを考慮しての判断であることは予想ができます。

丁度この時期は続々とボーディングスクールの合格発表が子供たちとそのご家族に通知される時期でもあり、学校からは合格した子供たちに対して現地での過ごし方などを説明したガイドブックなども配られるのでその内容について目を通す作業をしています。

例年、このガイダンスの内容についてはさほど大きな改訂はないので数点の内容の確認で済みますが、今年は多くの部分において改訂がありました。一部の学校のケースをもとにリストにしてみました。

1、学校が始まる2週間ほど前までに入国をする (隔離期間日程を想定しての入国)
2、授業スタート時間の変更 (授業前の毎日のヘルスチェックの徹底)
3、ご家族による学校訪問の中止要請 (キャンパス外の人の出入りを最小限に留める)
4、オンライン授業の選択肢の提供 (家族の意向に寄り添う形でのサポートの提供)
5、キャビネットの使用禁止 (授業に必要な持ち物は都度、授業に持参する)
6、授業で利用する筆記用具のシェアの禁止 (生徒間の感染リスクを減らす)
7、スポーツ競技における対外試合の中止 (外部接触による感染リスクの抑制)
8、外出許可の制限 (外部接触による感染リスクの抑制)
9、サンクスギビングホリデー中の学生寮の解放 (極力生徒たちをキャンパス内に留める方針)

約60ページほどのガイダンスブックを一通り見るだけでもこれだけの変更点がありました。同時にボーディングスクールではこれらを徹底することで生徒たちには通常学習を提供したいという強い意志を感じることができます。同時に多様な価値観を受け入れるボーディングスクールらしく、オンラインでの授業の参加についても認めている柔軟性も持ち合わせています。

引き続き、入国についてのルールについては流動的な部分があり、実際に彼らが渡航をする8月中旬から下旬にかけてどの様な状況になっているのか?については予想ができませんが、少なくともキャンパス内においてはこれら徹底的な対策を施すことで、今まで通りの質の高い授業が行われることは間違いなさそうです。

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