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ボーディングスクールの選び方 (3)(Hebron Academy HPより)

本日は自宅にてこのブログを書いていますが、私の住む横浜は一気に桜が開花し始めて暖かい陽気に誘われて多くの人が日光浴を楽しんでいます。それでも例年に比べればその人通りも圧倒的に少ないのは緊急事態宣言が解除された今でも変わらないようです。

さて、今回も前回から引き続き、アメリカのコネチカット州にあるボーディングスクール、Hebron Academyのブログから「ボーディングスクールの選び方」について10個ある項目のうち、6つ目から触れていきたいと思います。

(6)Academic rigor and style. Does your student thrive in an environment of honors, IB or AP?

意訳をすると、「学校のアカデミックスタイル、その学校で子供が手に入れることのできるカリキュラムを知ること」 の重要性を問うています。

(解説)
ピックアップをした文章内にはHonors、IB、APという言葉が出てきます。
日本の中学校、高校が一般的に「普通科」という括りで大多数の生徒は授業を受けてい流と思いますので、日本においてイコールになるシステムはないかもしれませんが、塾においては似たようなケースがあると思いますので、それを用いると以下のようになるでしょうか。
Regular=一般コース
Honors=進学コース
AP=Advanced Placement=特進コース
難易度についてもこれに準じると考えてください。

IBは最近では日本における知名度の情報も著しいので聞いたことがあるかもしれませんが、International Baccalaureateの略でアメリカも日本同様の独自の共通カリキュラムで運営されています。

詳しい大学進学についてのお話はまた別の項目で触れたいと思いますが、大学進学にあたって特にレベルの高い大学に進学する際には必修としてHonorsやAPレベルの単位を取得していることが求められる場合もありますし、GPAの数字をより競争力の高い数字に高めるためにはHonorsやAPを、積極的に履修していく必要があります。

Hebron Academyでは、これらの選択肢を大学を目指すためのという指標の他に、生徒同士が競争することで高め合う環境、より具体的な体験学習を元にした授業環境、など様々な環境を学校が提供できる場合、子供にとって一番効率的に学ぶことができる環境を探求することの重要性を説いています。 例えばニューハンプシャー州にあるNew Hamptono Schoolでは通常であれば独自プログラムとして独立して提供されるIBであっても選択科目として通常コースの生徒が学習出来る環境を整えているというユニークな学校もあります。 一方でこのような競争のある環境での学業が苦手という子供もいます。競争がストレスになり学業を楽しめないのであればそれはデメリットになるいるという事も考えると、やはり一人一人の子供たちの性格やモチベーション、目指すべき卒業後の進路を総合的に考えてカリキュラムを組む必要があります。

APやHonorsについても学校によってその選べる単位は様々です。大学のカリキュラムと見紛うような分厚いシラバスに一度目を通して、検討中のボーディングスクールがどのようなプログラムを提供しているのかを知ることも、入学後に子供の可能性を最大限に伸ばす環境であるかどうかを判断する上でとても重要な要素となるでしょう。

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