留学コンシェルジュ

ボーディングスクールの選び方 (2)(Hebron Academy HPより)

前回の続きです。

Hebron Academyが定期的に更新をするブログに大変興味深い内容のトピックがありました。
「ボーディングスクールの選び方」、このブログの読者の方々もお子様のボーディングスクールへの留学を検討されていらっしゃる方々がメインとなりますので、前回に続いてこのブログの内容について私なりの解説を交えて紹介していきます。

ソースはこちらのリンクです。
https://www.hebronacademy.org/about-us/the-well/~board/the-hebron-well-blog/post/10-questions-to-ask-when-considering-a-boarding-school

4、Structure
この項目で重要なポイントは”What level of supervision do they need to be productive?”でしょう。

(解説)
ボーディングスクールのサポートは一般的に、非常に充実しています。この充実度は日本の私立学校において同じレベルのサポートを求める事は難しいかもしれません。それはアメリカのボーディングスクールの平均教師:生徒の比率が1:7である事からも読み取る事ができます。東京にある日本トップレベルの私立校であってのその比率は1:15(2020年時点)ですからその差は大きいでしょう。

しかしながら、それが全てにおいて有効かというと、生徒との相性や生徒が必要とするところによるという事を知っておく必要があります。分かりやすいところで言えば、ESLの有無があるあるでしょう。現地のネイティブたちと同じように授業を受ける事が難しい生徒の場合はELSの先生によるサポートが必須となります。ESLはスピーキングだけでなく、アカデミックライティングやリーディングなど、各教科において良い成績を収めるために必要な知識も教えてくれるので、このサポートはボーディングスクール進学や大学進学のために成績を伸ばす事を目指す生徒にとっては必須のサポートと言えます。 その他にも音楽の世界でプロになりたい、スポーツの世界でプロになりたいなど高い目標を持つ生徒はその専門のサポートが手厚い学校を選ぶ事もその基準に当てはまります。また学習障害がある生徒についてもその分野においてのプロフェッショナルサポートを受けられるがボーディングスクールへいく事がその後の子供の可能性を大きく広げる事になります。

このような事から、学校選びは学校の一般的な知名度や学力レベルではなく、子供に必要とされるサポートが必要な時に受けられる仕組みを持っているか?を基準の一つに選ぶ事がとても大切になります。

5、Activities
“Does your child have one or more activities that they are passionate about…” あなたのお子様は何かしら情熱を燃やすことのできる課外活動を持っていますか?

私の経験ではこの「何かしら情熱を燃やすことのできる課外活動」はボーディングスクールでの生徒や先生との出会いから見つける子供たちも多いのでその内容が変わる事については全く問題ないと考えています。

経験上、私が子供たちと初めて顔を合わせるとき、この問いに対して明確な返答が返って来る事はほとんどありません。何度か会う中で私の方から「自らを知ること」に対する宿題を出しますので、だんだんと答えられるようになりますが、何か情熱を傾ける趣味や部活などはあるものの、改めて人に対してそれを伝える機会も自分で内省をする機会は日常においてあまり無いので、そうなるのも無理はありません。

しかしながら、ハードな勉強が強いられるボーディングスクールの生活においてActivityは気分転換や友人関係構築、そして熱中することの大切さや自尊心を育む上でとても重要な活動になります。自分が熱中できるアクティビティを知る事、それは結果的に自分にあった学校を選ぶ意味で、そして学校の入学面接の際にとても有利に働きます。

続く

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