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MBAセッションを終えて/ リカレント教育とボーディングスクールの共通点

少し前になりますが、7月8日に登壇をしたマンチェスター大学MBAの卒業生によるオンライン座談会を無事に終えることができました、参加者のお名前を見る限りいろいろな国籍の方からのご参加をいただけたようでした。何よりも登壇した4名が一番楽しんでいたのでは無いか?というほど盛り上がったとても楽しいウェビナーになりました。

さて、MBAといえば一般的にはある程度の社会人経験を踏んでから、さらに自分自身のスキルを身につけるために通うための機会と捉えることができると思います。いわゆる「リカレント教育」と呼ばれるものです。

厚生労働省の定義として「学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことがますます重要になっています。
このための社会人の学びをリカレント教育と呼んでおり 以下省略」(引用 厚生労働省HPより)とあります。

リカレント教育には圧倒的なメリットがいくつか存在すると考えています。

1、自ら勉強をしたいという意欲に基づく学習

2、経験に基づくロジカルな思考の活用意欲

3、自らが抱えている課題感の克服意欲

そもそも、リカレント教育を受ける必要性を感じる人たちは上記3つの要素を持ち合わせているからこそ自ら費用を払って、より高みを目指して頑張ります。そしてその礎となる知識は大昔に学校で学んだ知識ではなく、仕事を通して学んだ経験を通しての知識がとても重要です。

学生時代に大学受験に明け暮れていた経験を思い出すとそこには模試試験で得られる偏差値の上下に一喜一憂していたことはとても強烈な印象として残っていますが。そこで得た知識が大学受験の合否以外に必要であるという認識はほとんどなかったと記憶しています。事実、社会人になってから、それらの知識は教養として話の話題程度には役立ちますが、プロフェッショナルな知識かと言えばそうではありません。

一方でボーディングスクールの教育に目を向けるとどうでしょうか?私が考えるに「リカレント教育」に近い考え方を生徒たちに提供してくれていると感じます。当然、彼らはまだ子供で社会人の経験がないのでリカレント=社会人→学生→社会人という行程を踏みませんが、ボーディングスクールは教育として先に挙げた3つの学習するためのメリットを学生たちに植えつけてくれる教育とフレームワークを提供してくれています。

1、勉強で身につくことを明確化する→学習意欲の創出

2、実践、プレゼン、ディスカッションを通して常に実践を経験する→ロジカル志向の活用

3、自ら考える力を養うことで、自ら取り組むべき課題感を見出すことができる→課題感を見出すためのクリティカル・シンキング・スキルの構築

ボーディングスクールでは上記のサイクルを授業ごと、各単位ごとに繰り返していきます。短いサイクルでフィードバック、対策、改善をしていく重要性はビジネスだけでなく、学習の面においてもとても有益です。

一般的に「学生時代にもっと勉強をしておけばよかった」「大人になってからの方が勉強のありがたみがわかる」という大人は多いと思います。ボーディングスクールでは子供のうちに勉強の楽しさ、そこから得られることが自分の人生にどのような影響を与えるのか? その辺りをしっかりと教育として教えてくれます。

私が社会人になってから出会った学習の素晴らしさを中高生年代で体験できる彼らはとても幸運だと感じます。

 

 

 

 

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