留学コンシェルジュ

2025/2/7 物事の二面性。東京の高層ビルの合間で。

タイトルの写真は香港です。あしからず。

Eコンシェルジュのオフィスは東京の半蔵門にあります。すぐ裏にはイギリス大使館と皇居がある東京の中では比較的低層の建物が多い地域です。

私はオフィスに行く時には基本的に仕事が主な目的ですから、あまり半蔵門以外の場所に行く機会はありません。それでもお客様との会食や私のサポートをしている生徒が帰国するタイミングであったりする場合には、せっかくなので、オフィスではなく別の場所で会うこともあります。

先日はそんな用事が続き、東京駅周辺を歩く機会が連続してありました。そこで気づいたことをいくつか。

まずは、驚くべき数の外国人観光客の多さと、多分インターネット上で話題となっているであろう観光スポットの行列は見慣れた光景となり、もはや東京の平常運転といえる状況で特に特質するものではないかもしれません。

今回、東京を歩いていて、私が驚いたのは東京駅周辺で歩道を歩いている時の日陰の多さです。東京駅自体は低層でひらけたエリアですから、陽の光もさんさんと降り注ぎとても気持ちの良い日でしたが、そこから八重洲口、京橋あたりを歩いていると、陽の光はすべて高層ビルの側面の壁に吸収されて、私の歩く歩道にはまったくの日陰です。

もちろん、冬の日中でも低い位置にある太陽がそうさせている側面もありますが、新たに建設予定地のビルの隙間に僅かに残る日差しも、近いうちに無くなると思うといろいろと思うところがあります。

昔、私は「銀河鉄道999」というTVアニメをよく見ていました。子供向けにしてはなかなか切ない内容のアニメでしたが、その中でも強く印象に残っているのが、華やかで煌びやかな高層ビル群が人々が人生を謳歌してている(ように見える?)一方で、地上レベルの鬱蒼とした暗い中で懸命に生きる人たちがいる、その対比をストーリーの中でよく表現されていて、子供ながらにこのアニメを通して表現される人間模様や物事が抱える二面性については、今でも私の思考に大きな影響を与えているように感じます。

ふと、煌びやかなビル群を出て、オフィスへ戻る道すがら、そんな事を考える冬の午後でした。

 

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