留学コンシェルジュ

2026年度版 Northfield Mount Hermon School 学校紹介

不定期ながら、今まで学校訪問をした数多くの学校の生の情報を伝えるシリーズを気ままにアップデートしていきます。

HPの情報では分からない、コンサルタントが直に見て、聞いて、話した情報をベースにした学校情報や分析情報をボーディングスクールコンサルタントの視点でお届けしていきます。

今回は、特にHPへのアクセスの多い Northfield Mount Hermon Schoolについて触れていきましょう。

 

Northfield Mount Hermon School

 

私がサポートする交流のある生徒も、現役の生徒だけでも3人も通っています。日本人の留学生にとっては非常に人気の高い学校といえます。

 

私がサポートした子供たちにこの学校を選んだ理由を聞いてみた。

 

彼らの学校選びの目的もとても明確でした。主にロボティクスや数学など理系の生徒にとって魅力的なアカデミックの仕組みがあることがその主な要因になっています。また、学校の難易度や位置付けもまた絶妙で、アプリケーションフォームについてもSAOとGatewayの両方を受け付けているところからも、感度の高い方であればこの学校がどのようなポジショニングであり、どのような生徒たちからのアプリケーションを受け取っているかお分かりいただけると思います。

 

NMHと省略されて呼ばれることの多いこの学校は、マサチューセッツ州のMount Hermonという小さな町にあります。NMHはNorthfield Seminaryという1879年創立の女子高と、Mount Hermon Schoolという1881年創立の男子校が1971年、ドルショックの年に合併して生まれました。そして、2005年にキャンパスがMount Hermonに統合されて現在に至っています。

 

総生徒数は約650、そのうちの約85%が寮生で、全体の25%が世界54か国から集まったインターナショナル生で構成されています。学校敷地面積は1565エーカーで、東京ドーム135個分。縦横なんと2500メートルに相当します。この広大な敷地を有するNMHは、日本で言えば大学施設にも匹敵すると言えると思います。

 

特徴的なのはキャンパスの配置で、広大な敷地を持つボーディングスクールでもアカデミックビルディングは比較的ひしめき合っているのが一般的ですが、NHMは各校舎が独立して、それぞれ離れて立っているため、ボーディングスクールの中でも独特の景観を持っています。実際、学校訪問をしているとその高低差もあり、ビルディング間の移動については生徒たちでも肺活量が鍛えられるとジョークにするくらいです。

 

 

抜きん出た能力のある生徒に対して機会を与える柔軟性

Our purpose is to empower students on their journey of self-discovery so that they can make the world more equitable and just. (NMHのモットー)

 

アカデミックや課外活動についてはとにかく、年齢が学年にとらわれずにその子供のポテンシャルや現在の能力に合わせて科目を選べる幅が広く、何かしらに抜きん出た能力を持つ子供にとっては学年が上がるのを待つことなく、難易度の高い環境に身を置くことができるのはこの学校の強みといえます。

また、今時の学校としてAIに対する考え方もHP上で明確にしているのは以上に興味深いです。AIについても彼らの飽くなき探求のスタンスは変わりません。

つまり、NMHは、AIのような新しいテクノロジーに対しても「禁止」ではなく「賢く付き合う力を育てる」という姿勢を取っています。全く同じ年度の別の学校のStudent Guideを読み込むと、AIの一般的な禁止を表明している学校もあることを考えると、その比較として彼らの考え方は非常に柔軟で未来志向です。

  • 新しい技術やツールに対して、受け身ではなく主体的に考える姿勢を身につける。
  • 効率だけを求めず、学びのプロセスそのものを大切にする。
  • 「知識を深める」「創造力を発揮する」という両面でAIを活用する経験を積ませる機会を与える。
  • テクノロジー倫理や、他者への影響を考える視点を、実践的に学ぶ機会を与える。

これはNMHがもともと大切にしている「知性・思いやり・実践力を通じて人格を育てる」という教育理念が、AI時代にもそのまま反映された形と言えます。単なる進学実績だけでなく、変化の激しい時代に自分の頭で考え、誠実に行動できる生徒、そのように成長してほしいと願う親御さんには良い選択肢になると考えます。

 

受験における位置付け

 

私のリストにおいてはL4=Tire1.5の区分けになります。昨今の人気の高さ、特に日本人に対して知名度が上がっている事もあり、日本からの受験生も増加傾向にあります、また、Ten Schoolsからの併願組も多いため純粋な難易度だけでなく、それ以外のトップ校の動向によって、合格率は大きく変動をする可能性を秘めています。英語力については求められますが、純ジャパの子供がこの学校を目指す場合の目安としては、ネイティブレベルである必要性は感じません。その点、アカデミック難易度では高い難易度ながら、英語力の指標についてはTire2のレベルですので、しっかりとした自己分析と対策で十分合格を狙える学校になります。

以下、基本情報もまとめています。

生徒数:650人(60か国から)
留学生比率:約23%
留学生数(概算):約150人
ボーディング率:約85%

 

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