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留学適齢期を考える-2 

<前日のブログに続きます>
幼少期のお嬢さんと息子さんの異文化適応の過程を、親子留学を体験したお母さんのお話しをもとにして前日のブログでご紹介させていただきました。
女の子があぐらをかいて床に座るという行為を日本ではよしとしませんが、もしその理由をお母さんがわが子に説明する場合、「女の子はそんなことをしてはいけません」ということであれば、おそらく、本人からは、「なぜ、男の子なら良くて、女の子だけいけないの」ということになるでしょう。
異文化での行儀や礼儀について、客観的、合理的に納得のいく説明をし、修正をするのは、とても骨のおれることですし、家を一歩出ればそこは、別の価値観で動いている社会ですから、小さな子どもにとっては、価値観のダブルスタンダードを持つことはとても難しいことでしょう。
ボーディングスクールというのは、それ自体が小さな社会と考えられます。勉強を中心として生活を組み立ててはいますが、 それだけではもちろんありません。体育も当然、重要ですし、芸術、音楽、そして外部社会と活動を通じてのコネクションも生活の要素として欠くことができません。そこで「生活」をする生徒に対して、生活を共にしている先生やスタッフの価値観を親が選択するということが可能なところにボーディングスクール教育のユニークさがあります。
TASISというボーディングスクールがスイスのルガノという小さな町にあります。その創立者、フレミング女史の娘さんは、現TASISの理事長ですが、5歳の時にボーディングスクールに入ったそうです。フレミングさんが自分の学校づくりで多忙を極めているので、娘の教育はフレミングさんが信頼できるボーディングスクールに託したのだと思います。もちろん、フレミングさんがお嬢さんを放っておいたわけではありません。
休みの時や仕事の合間をみてわが子のこころの面倒は当然見ていたことでしょう。コンピュータは当時まだなく、電話と手紙だけがわが子とのコミュニケーションの手段でした。長期の休みの時は、家で過ごします。
フレミングさんの学校づくりの信念をお嬢さんは、幼少期から身を持って実感し、そのポジティブな影響を受け、それを理解するボーディングスクールで「自分」を確立していったのだと思います。
つづく

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