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中学・高校留学のリスクについて2

中学、高校留学のリスクを分類してみると、費用面、学業面、生活面に分けて考えられます。日本国内であれば、中学校までは義務教育ですから、公立学校での教育には費用はそれほどかかりません。しかし、留学にかかる費用はすべて親の負担となります。
アメリカ、カナダ、スイスなど北半球の私立の学校に留学する場合、中学校と高校でかかる授業料、生活費(食費、寮費を含む)はボーディングスクールの場合、万ドルから9万ドルくらいを見込む必要があります。学校からの請求書は5万ドル前後であっても、保険費用、オプション課外学習費用、留学生ESL費用など、入学時の契約書に記載されていない費用がありますから、それらを考慮すると最低でも6万ドルくらいの準備が必要です。
さらに、9月に入学してから、3回ほど寮が閉じられるので、秋、冬、春のそれぞれの休みには、帰国するか現地で本人が滞在するところを探さなければいけません。それに必要な費用を50万円ほど見込む必要があります。
スイスのボーディングスクールについては、8万フランほどの費用が必要になります。今のフランのレートは100円程度ですから、800万円ということになります。
ボーディングスクール全般に言えることですが、毎年授業料は2-3%ほど値上げされます。また、これらの費用は一括支払い、あるいは2回に分けて払います。月々の支払を希望する場合は、学校が紹介するローン会社が仲介して10分割で支払うことになります。
以上が北半球のボーディングスクールの費用に関する現実です。日本の学校と比較して、とても授業料が高いのは、人件費の違いによるものと私は思います。ボーディングスクールの場合、先生対生徒の比率は1対10くらいになります。実際のクラス人数も少ないクラスで5名くらい、多いクラスでも15名くらいです。日本の倍以上の先生がボーディングスクールにはいます。
教室、寮、体育館、講堂、アイススケートリンク、温水プールなど秋から春にかけて、暖房等、メンテナンスの必要な建物を維持するにも相当な費用がかかると思いますが、ボーディングスクール内の温度は真冬であってもすべてのところで、快適に保たれているといっていいと思います。
つづく

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