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中学・高校留学 - その実用性4 続学習意欲

<前日のブログに続きます>
留学が実用的であることは、自ら考えるという主体性が実につくことにあると私は考えています。ハングリー精神も大いにこの主体的思考とリンクしています。これは、おそらくテストの点数よりも、偏差値よりも、学内、学外ランキングよりも大切なものです。なぜならば、主体的思考は他人との比較という相対的なものではなく、自らが生きる価値観をつくるうえで欠かせないと私はおもうからです。人との比較のなかで教育の価値を見出すのではなく、あくまでも自分が自分のために追求することが、教育であることは古今東西を問わず昔から教育を追求した人や、人類に貢献した人がくり返し述べてきたことに他なりません。
自ら考え、自ら行う。その習慣こそが、これからの教育に求められる根本ではないでしょうか。
さて、自立性と「欲」の問題ですが、欲のない子に百万回欲を持てと言ったとしてもそれが実行されるものではありません。人から押し付けられた欲は、本人にとって魅力的なものではありません。特にアカデミックに対する欲は極めて繊細であり、論理的、合理的なのだと思います。それ故に、一般的に現代の子どもたちのすなおや欲というのは、インターネットゲームなど、個室で静かに夢中になって、何時間でも飽きないことに集約されるのかもしれません。
子どもたちに適切な時期に、適切な欲を与え、それを学習と結びつけさせるためには、周到な準備と仕掛けが必要ではないでしょうか。そのなかで、もっとも必要なのが、サバイバル力だと思います。
半世紀ほど前の日本においては、それはおおよその日本人が身に着けていた力と言えないでしょうか。生きていくために団結し、分かち合い、人を攻撃するよりも、まず自分や周りのことを優先する。もちろん、こんな理想的なことが、戦後の日本の倫理であるとは、考えにくいのかもしれません。しかし、もしその時代が弱肉強食のエゴの塊の時代であれば、日本がこれほど戦後の奇跡の復興を遂げられたはずはないでしょう。
厳しかった時代に、悲惨なことも多かったにも関わらず、貧しさに負けなかった日本人であるがゆえに、今があると思います。すでに、戦後のハングリー精神は失われました。しかし、現代の子どもを持つ親の世代は、その前の世代から引き継がれた、無意識の「欲」を持っている世代であるがゆえに、子どもたちの不自由のない生活に苦言を呈する結果となってしまうのだと思います。
(つづく)

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