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NZ姉妹留学 お母さんのカルチャーショックその12 言いだしたら聞かない

兄弟も姉妹も親の性格のある部分を引き継いで生まれてきます。
もしかすると、生まれてから、生活環境のなかで親と同じような
性格特性が育てられるのかもしれません。
あるいは、親が自分の性格特性をわが子にオーバーラップさせて
認め続けるために、子どもがそのように育つのかもしれません。
たとえば、「この子は言い出したらきかない。」
長い間、教育コンサルタントとして、いろいろな家族と接していると、
このフレーズを良く聞きます。
子どもに対してよりも、お母さんが自分のご主人に対して、
このことをよくいいます。
教育、仕事、生活、そして留学などの大きな方針決定については、
「うちの主人は、言い出したらきかないから・・・」ということになります。
おおよそ言い出したらきかない人は日々、いろいろなことに興味を
もつということではなく、集中して打ち込めることを
探しているように思えます。
お母さんからみて、ご主人の場合は、立派なおとなですから、
その判断のある程度のかじ取りさえしていれば、安心ですが、
それがわが子の場合は、何度も繰り返して「大丈夫だろうか」と不安になります。
「留学する」と言いだしたけど、それほど簡単にうまくいかないのではないか。
「言いだしたらきかない」性格だけれども、決して得意でも、
好きでもない勉強を、生活環境が全く違い、言葉のハンディを背負いながら、
できるものだろうかと、お母さんは不安になるのが当然とも言えます。
このお母さんの不安は、頑固なわが子、言い出したら聞かないわが子が、
留学を実行しておおよそ半年くらいの期間で実は解消されます。
学習的準備不足、英語力不足のために、子どもたちは
留学当初の三か月ほどは、とても苦労します。
自己主張は、おそらく皆無といってもいいと思います。
さらに、勉強しようにも、そのやり方、準備から復習に至るまで、
英語そのものがわからないのですから、何をどのようにするのか、
途方にくれる日々が最初は続きます。
こんな時、子どもたちが帰るところは、お母さんなのだと思います。
お母さんはただ彼らを受け止めてあげればいいのだと思います。
留学という決断を自らしたわけですから、途中で「帰る」という選択を
彼らはしないのです。
勉強は、周囲を見ながら時間をかけて少しずつ進んでいきます。
その歩みは生徒により全く異なりますが、挫折という結果を
私はほとんど見たことがありません。
海外で学ぶ子どもたちにとって、頼もしいお母さんであれば、
おおよそのことは自らの力で克服できます。
つづく

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