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日曜コラム: How old are you?

朝の運動をいつものように公園で行なっていると、
顔見知りの初老のおじさんがすでに運動を行なっていました。
このおじさんは、早朝散歩のときにごみ拾い用の大きなはさみを持ち歩く、
ボランティア精神に富んだ人で明るく元気な人です。
さて、おじさん、私の平行棒を使った運動を見て、
「アンタ、本当に若いね、いくつ」
-56です。
「へぇー、そりゃすごいわ、まあー若いわ」
年のわりには、体力、柔軟性があるということが彼が思ったことなのでしょう。
ある13歳の生徒が、来日したボーディングスクールの理事長と会って、
理事長先生は、彼女にDo you have any questions?
彼女の質問は、How old are you?
私も理事長先生も一瞬言葉を失い、先生は自分の年齢を言ったあとに、
「君は私の孫だよ」とフォローのコメント。
海外で私は一度も年齢を問われたことはありません。
日本では、さすがにカウンセリングの時には皆さん私に年を聞きませんが、
学校訪問時や日本で食事をする機会があると、おおよその人が
私の年齢を直接、間接に尋ねます。
個人を重んじる英語圏と、組織を重んじる日本の違いでしょうか。
家族のこと、自分の経歴など、親しくなって話す内容は、
日本と英語圏で共通点はたくさんあるのですが、
その導入の段階で「年齢」を尋ねることで、まず社会的なポジショニングを
考えようとする私たちの文化は老いも若きも脈々と続いているようです。
年齢ごとのスタンダードがある程度決まっていて、
それを確認することで、その人の人物像を自分なりにイメージしていると
私は思います。
英語圏でそれがないのは、年齢ごとのスタンダードが彼らの意識のなかで、
中心的役割を果たさないということだと思います。
年齢でなく、態度や発言でその人を判断するということになります。
英語圏の人たちと接していると、気遣いのなさに時として、
「あの人は、一体何歳なんだろう」と思うことがあります。
無意識に自分の思考が文化的影響下にあると納得しています。
年が問題なのではないと考える彼らの文化と「年相応」を求める、
私たちの文化の隔たりは、自分が彼らの生活のなかから、
体感するものだと思います。
グローバル社会のなかでこのような文化的相違を私たちはどのように
解釈し、そもそも根本が異なる人たちとどのように
付き合ってゆけばよいのかとふと感じることがあります。
問題解決のための思考方法やアプローチが違っていても、
解決すべきことは共有できるのだろうと思います。
また、普遍の価値観といったものがあるのだろうと思います。
いつごろそれを習得するのが良いのだろうと考えます。
学習するというよりも、生活のなかから身につけるという作業は、
やはり早いほうが良いと思います。
しかし、早すぎると相手の文化に染まってしますというのが、
小・中・高留学のリスクの概念となっています。
私はそのリスクを回避するために、家族という
世界共通の概念があると思っています。

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