留学コンシェルジュ

ママどこ?

ボーディングスクールからの成績解説が終わり、
あるお母さんと子育てについての話になりました。
そのお母さんのお子さん3人はそれぞれ違った性格であり、
全く異なる学習環境で、それぞれの道を歩んでゆくなかで、
大きな方向性を示すのは、「お母さんでしょう」と私は言いました。
私のすなおな気持ちとしては、家族の中で父親の役割も強調したいところですが、
子育てのなかでお父さんの役割は、お母さんのマネジメントなくしては
成り立たないのではないかと思います。
マネジメントとは司令塔でもあり、日々の現場監督でもあるわけです。
現場で子どもの現実に直面し、対応しつつ、その先を見越して、
いろいろと考えを練り進めてゆくわけですが、
私の父親としての経験からすると、母親にはかなわないと率直に思います。
そのお母さんによると「ママどこ」、彼女が不在のとき、子どもたちは必ず
お父さんに尋ねるそうです。我が家の日曜日の風景と同じです。
残念ですが、決して「パパどこ」ではない。
母親がどこにいるのか、わかりそうなものなのに「ママどこ」となる。
どうしてなのかなと父親としては考えます。
子どもの年齢にかかわらず、母の厚みは決して失われません。
留学という教育の選択肢は好むと好まざるとにかかわらず、
親子や家族、ひとり一人の考え方、価値観、
生き方が問われると私は思っています。
それは難解な哲学的なものではなく、「当たり前のこと」の
具体化であると私は思っています。
信頼、尊敬、感謝の念など、子どもたちは親を通してその基本を
学ぶと私は思っています。
これらの概念は知識として学習するものでは決してない。
さらにお母さんは、子どもの年齢が増すにつれて、留学効果もあってか
お母さんへの質問が知識から意見に変わってきていると言います。
「中国の経済成長、お母さんどう思う」、お母さんは唐突な質問に
自分の知識不足を嘆くとともに、「勉強しなくちゃ」と思うのだそうです。
これも、多くの家庭での日常かもしれません。
それでも、「ママどこ」、「ママ、どう思う」であり、父親は影が薄い。
今まで、私は子どもの留学を通してたくさんのお母さんと接してきました。
そして、いつも感心させられるのは、お母さんたちの知識量ではなくて、
考え方であり、ひいては生き方といっても良いと思っています。
世の中には、一人二役のお母さん、お父さんもたくさんいます。
そんなことを思うと、「パパどこ」のない現象のみをとらえて、
悲観している暇はないと感じます。
あるときどこかで、生徒から「斉藤さんどこ」などと言われたら、
私は至上の喜びを感じると思います。
私の努力目標としては、どのような書物よりも説得力のある言葉です。

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