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#3 ジュニアボーディングスクールの個性について

<前日のブログに続きます>
22日のブログで、アメリカ東海岸地方のジュニアボーディングスクール10校を入学難易度別に3グループに分けて解説しました。
昨日は、寮生の数を中心にその難易度を考え、自己管理ができるかどうかが、ジュニアボーディングスクール選択の要点になると述べました。
自己管理で最も大切なことは、留学後に友達を作ることにあるということの根拠について、今日は述べます。
自己管理に必要なのは、時間の使い方の工夫です。なぜかというと、ボーディングスクールにおいては、日本的教育に見られるような与えられる学習的要素がとても少ないからです。多人数で構成される固定されたクラスに、先生が入れ替わり立ち代わりやってきて、教科書を中心として講義形式の授業を行うということは、ボーディングスクールではありません。
とにかく、生徒に考えさせる、行動させる少人数クラスの授業なのです。
覚えることや計算などは、授業の重要な要素ではなく、必要な情報をどのようにして手に入れるかを教えられ、考え方の筋道が分かれば、単純計算などは機械にやらせるということが、中学校のボーディングスクールでも当たり前に行われます。従って、多くのジュニアボーディングスクールにおいてもIpadやパソコンが学校生活の一部です。
前置きが長くなりました。
本題の友達作りと自己管理の関係ですが、一言でいえば、コミュニケーション能力をいかに伸ばすかということになります。少人数クラス、ウェブ活用、自己の意見を述べることなど、どれを取っても日本の学校では、まだまだ実験段階といってもいいような教育が、ボーディングスクールではすでに中学校の段階から活性化しています。
そのような環境にうまく適用していくために今までの常識ともいえた、机に向かって猛勉強方式から完全にパラダイムシフトをする必要があります。
勉強の時間は制限されています。放課後のスケジュールは、就寝までおおよそ決まっています。それに合わせるために、学校で生活をしている生徒や先生、そして給食を作る人や、掃除を担当している人まですべての人員が留学生にとっては、「先生」なのです。
つづく

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