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留学のための英語学習-問題集について

<前日のブログに続きます>
複数のお母さんから前日のブログに出てきた問題集についての問い合わせがありました。日栄社刊、集中2週間完成英文法・語法、高校初級用を私はこれから留学する生徒や留学1年目の生徒に勧めています。詳しくは下記サイトをご参照ください。
http://www.nichieisha.com/general/328.html
この問題集は、あくまでも英語文法の基本を理解するためのものですから、ある程度英語が理解できている生徒、具体的には留学2年以上の生徒にはあまり役立たないと思います。TOEFLでいえば、IBTで50点を超えるくらいであれば、英語の基本構造は理解していると考えられます。
では、そのような英語の基本が理解できている生徒の休み中の勉強は、このシリーズの中級、上級編の問題にあたるのが良いかというと、私はそのようには思いません。その理由は、この問題集があくまでも日本の受験に焦点をあてたものであり、英語を日々使っている人たちのための読解力、表現力を向上させる目的では作られていないからです。
日本の大学受験を中心に英語学習を考えると、英語読解のレベルが上がれば上がるほど、残念ながら面白くなくなってしまいます。テーマとなる30-40行程度の長文の内容を正確にとらえるという作業は、いわゆるクリエイティブなものではありません。冷静沈着に、客観的に内容を分析する力をつけるためには、地道で粘り強い努力と広範囲な常識も必要となるでしょう。
伸び盛りで、世の中のいろいろなものに興味を持つ年頃の若者にとって、そのような英文解釈をするために、多くの時間を机上で過ごすことは酷なことでしょう。
留学してTOEFLが50点程度に達したら、夏休み、冬休みの勉強はぜひ、TOEFLとSSATの問題集に取り組んでください。それらも日本の受験勉強の英文解釈と同様に面白くはない題材であるかもしれませんが、留学生として英語のハンディを一日も早く克服しないことには次のステップに進むことができません。
TOEFL、SSATの学習は、留学生として健全に成長するための血となり肉となります。そのような意識を持つことで退屈な勉強にも張り合いが出てくると思います。ボーディングスクールへの留学生の若さとエネルギーをもってすれば、必ずクリアできるTOEFL、100点、SSAT、80パーセンタイルです。
留学生の皆さんの今期冬休みが、少しでも有効に使われることを願ってやみません。

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