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ボーディングスクールの多様性理解

ボーディングスクールには、インターナショナルデイ、カルチュアルデイ
などの異文化紹介のための特別な日があります。
その内容は、各国の文化的な慣習、衣装、食べ物などを
それぞれの国の生徒たちが披露するというものです。
この試みにボーディングスクールの異質なものを積極的に受け入れる
姿勢が明確に示されていると思います。
日本では、異質なものは排除される傾向があります。
その典型例がいじめではないかと思います。
異質なもの、変わったものは、グループのなかから、
排除されることが多いのではないでしょうか。
中等教育機関であるボーディングスクールへの留学であっても、
日本からの留学生がいじめという被害にあうケースは、
現地の生徒からよりも日本人同士の場合のほうが、
報告されている例では多いのが現実です。
いじめ(bulling)は、ボーディングスクールでは、厳しく罰せられます。
物理的暴力だけではなく、言葉による暴力もいじめの対象になります。
Make a difference、You are specialを標榜し、個性や特性を大切にし、
全人格的教育(Whole person)を目指すボーディングスクールが、
いじめに対して、厳しくあるのは、彼らの教育のありかたとして
当然のことなのです。
英語圏のボーディングスクールでは、
これから多様性の重視はより徹底されると思います。
なぜならば、教育も国境を超える時代になりつつあるからです。
スイスのインターナショナルスクールの年間経費が1000万円以上、
かかるにも関わらず、第二次大戦後から現在に至るまで、
成長を続け、50か国以上の国々からの生徒が学んでいます。
アメリカにおいても、300校を超えるボーディングスクールで、
自国の生徒のみで運営されている学校はないといえます。
この現実を見ても、良い教育を世界で選ぶということが、
少しずつ定着しているように思います。
経済に国境がなくなりつつある現実を考えれば、
教育もその傾向があって当然なのかもしれません。
つづく

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