留学コンシェルジュ

#4 ボーディングスクールのハンズオン教育について

<昨日のブログに続きます>
中等教育時代に覚えたものがそのまま役に立つような教育はないものでしょうか。また、教育そのものが単なる教室での学習ではなく、生活の中に学ぶことが組み込まれるような教育環境は作れないものでしょうか。
そのような観点から考えると、留学は実に合理的で効率が良い教育の形であると思います。更にボーディングスクールの環境を考えると、ディスカッションやプレゼンテーションは日常で行われ、全校生徒に対しての発表という課題も上級生には与えられるので、その経験は大学のみならず、社会に出てからも有効に使える実用的な教育と言えるのではないかと思います。
ボーディングスクールでは、多様性がとても尊重されます。一クラスのなかにアジア、ヨーロッパ、アフリカなど数か国から来た生徒がいて、アメリカ人でも地元州だけでなく、東海岸、西海岸、南部諸州の生徒もいます。
国や生活環境が違えば、当然考え方や価値観も違うでしょう。それらがクラスで縦横無尽に交錯し、ホッな議論が繰り返して行われることでしょう。静かに黒板を見つめ、先生が板書したことを、ノートにとり続けるのも授業ですが、ボーディングスクールの小さなクラスでは、時には国際色豊かで現実に起こっていることが授業のテーマになるようなこともしばしばあります。おそらく、日本から留学した生徒は「授業」という形態の劇的な変化にとても大きなインパクトを受けると思います。
自ら考え、疑問を呈し、結論を導きだすという思考過程を経て覚えたものは、いつまでも生徒たちの記憶に残ると思います。価値観や考え方が違えば違うほど、その人たちとの共通点を探さなければ、議論も不毛なものとなるでしょう。それが、生徒たちの将来の生き方に大きく影響することを、ボーディングスクールの先生たちは十分に知っているように思います。
少人数であること、またその構成員は多様であることが当たり前な教育。
覚えることよりも、自ら考え、調べ、検証し、発表して、議論するといったプロセス。
実験や実地検分を多用する授業。
すべては、生徒がより興味を持ち、よりやる気を起こさせるということがボーディングスクール教育の原点にあると思います。

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