留学コンシェルジュ

#2 ホストファミリーを変えること

<昨日のブログに続きます>
グローバリゼーションというと地球全体を一つと考えて、未来の世界の在り方を考えるようなとてつもなく大きなテーマであるように思いますが、視点を変えて10代の生徒にとってのグローバリゼーションを考えてみたいと思います。
10代であっても日本を海外から俯瞰し、異文化のなかで自分の今までの文化を考えることは、将来のグローバリゼーションと呼ばれている社会のあり方に大きく影響を与えることができると思います。
ある中学2年生がニュージーランドでホームステイをしながら学校に通っています。日本と単純比較はできませんが、土地の広さは40000平米(縦、横とも200メート)はゆうにあり、数頭の馬や羊がのんびり草を食んでいます。子ども2人の4人家族、お父さんは弁護士さん、お母さんは大学で教鞭を取っています。
半年ほどホームステイを続けてきましたが、本人は引っ越しを決意しました。通常は、ホストファミリーを変えるには、その理由の確認にかなりの時間を割きます。ところが、このケースは本人の一言で担当者は、新たなホームステイ探しを即座にスタートし、一週間後には移動が決定してしまいました。
当の本人にしてみれば、半年間の留学生活で学校の留学担当者の緩慢な対処が十分に解っていたので、それを見越して、最初のステップを踏んだわけです。うまくいっても1か月、いつもの調子であれば2か月くらい引っ越しまでにかかることは覚悟しての第一アクションだったわけですが、全く想像できないスピードに驚愕し、私に「結果報告」をしてくれたわけですが、実は、本人からスカイプ連絡が来る前に、お母さんから電話があって、私は担当者にまさにホスト変更の依頼するメールを書いている最中でした。
「なぜこれほど極端なのだろう」と誰でも思います。また、日本であれば、対処の仕方はおおよそマニュアルでその手続きや時間のかけ方などがおおよそ決まっているので、このようなことは起こり得ないと思います。
英語圏の国々では、担当者の権限と責任の範囲が日本に比べてかなり広いために普段とは違ったことが突発的に起こることもしばしばあります。
留学生にとって、広義な意味でのグローバリゼーションは、何が起こっても、それを受け入れ、冷静に事態を分析する姿勢を持つことにあると思います。試験による評価が主流の日本の中等教育世界にあっては、日常で驚くべき事態は、おおよそ学校では起こることは無く、そのほとんどは予定に従って起こります。
中等教育時代、日本の子どもたちはグローバリゼーションとはほぼ無縁な世界でせっせと今日も勉強しています。この安定した学習は留学すると通用しなくなります。そこに留学生たちの小さなしかし大切なグローバリゼーションを学ぶ機会があると私は思います。

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