留学コンシェルジュ

ボーディングスクールへの入学準備は最終段階です。

ボーディングスクール訪問記は中休みを挟んでから再開したいと思います。

今回は大詰めを迎えたボーディングスクールの入学申請の準備のまつわるお話をしたいと思います。多少前後する学校はあるものの、一般的にアメリカのボーディングスクールのアプリケーションフォームの提出締め切りは1月15日に設定されている場合がほとんどです。半年から1年かけて取り組んできた、SSAT, 面接、学校訪問、そしてSAO, Gatewayをはじめとしたアプリケーションフォームの準備についてもいよいよ大詰めを迎えます。

私のサポートをする生徒たちも最後の追い込みでエッセイの仕上げ、校正作業を一緒に進めている段階です。ここに至るまでの道のりは決して平坦なものではありません。

日本の受験がより高いスコアを目指すために受験当日まで睡眠時間を削ってまで試験対策、暗記作業を繰り返す作業をギリギリまで続ける事をもって当日の試験に全力投球するわけですが、一方でアメリカのボーディングスクール入学においては締切日は受験日とは異なり、端的に言えばSubmit=送信をしてしまえばそれで終わりです。しかしながら、ここに至るまでの作業をとおして、実質数年間にも及ぶ自分自身のAchievementの全てが詰まっているわけです。

この違いはなんなのか?それはアメリカのボーディングスクールが「Whole person」を評価するところにその答えがあります。

以前、このコラムを読んでいただいている方から「コラムに出てくるWhole Personの定義はなんですか?」と聞かれました。ボーディングスクールが好んで使うこのワードは日本語に訳すと「全人的」となりますが、ボーディングスクールという限られた場所において定義をするのであれば「勉強だけできても評価になりませんよ。」という日本の受験に対するアンチテーゼ的な意味合いさえ感じさせる回答になりそうです。

実際にボーディングスクールの共通アプリケーションフォームであるSAO、Gatewayの提出項目を見れば一目瞭然で、生徒自ら埋める項目において純粋に学業成績のみを問う項目は皆無です。むしろ学業を通して学んだ事、人間的な成長について彼らは問うています。

なかなかなイメージがしづらい部分ですので、日本の受験に当てはめてみましょう。受験におけるスコアは重要視しつつも、「受験というハードなスケジュールを通して、あなたは人間としてどう成長しましたか?」「受験という経験が今後の自分の人生においてどのようなポジティブな影響を与えると思いますか?」というアプローチで生徒たちに考えをまとめさせて、提出させます。実際のSAOやGatewayのエッセイの質問もこのような質問が並びます。

スコアでは測り切れない、人間的な感性、情緒、潜在能力についても彼らは評価の対象としています。生徒たちは締め切りまでの期間を通して自分のこれまで経験してきた様々な事柄について思い返し、内省し、それを言葉で表現するという作業を進めていきます。勉強の準備だけでは評価の基準の一部分しか満たせないことから、ボーディングスクールの受験をする子供たちは自然といろいろな自分の趣味や興味を突き詰めて活動をしています。「人間としての魅力」をより高めていく作業、これが結果として「Whole Person」の礎となっているのではないかと思います。 それをうまく表現し、アプリケーションフォームに反映させること。これが現段階での子供たちの取り組みになります。

 

 

 

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