〜学校訪問へ〜2027年9月入学基準の考察
日本は記録的な長雨と、もう例年通りとなってしまった酷暑がやっと落ち着いてきて、過ごしやすい秋の到来です。この時期はボーディングスクールのあるニューイングランドエリアはすでに紅葉が始まっていて、森の中をドライブしていると息を呑むような景色の連続です。

学校訪問の様子、これは日本人に最近とても人気あるある学校、Northfield Mount Hermon School、通称 NMH
私もこの秋も例年のように生徒の同行で学校を合計すると20校ほど回ることになります。
私と共に二人三脚で頑張ってきた生徒たちが、いよいよ本番の学校訪問とインタビューに臨みます。
このインタビューのために生徒たちは本当に一生懸命頑張ってくれました。皆、私のアドバイスをしっかりと聞き入れて、レビューをして、練習を繰り返す。夏休みの頃に比べると格段に面接スキルが向上していることが生徒たちの自己表現、言葉遣い、会話スキル、ボディランゲージ、面接に必要なあらゆるスキルから伝わってきます。
ここまでの頑張りを、誇りに思います。あとは本番!思う存分、自分を出し切ってもらいたいと思っています。
今年の傾向としては留学生に求める英語力、つまりTOEFLやDuolingoのテストの点数の下限が大きく上がったことが一つの大きな変化として挙げられると思います。
同じ学校で定点観測をした場合。Teir1(以前の指標のLevel4の上位校)の学校にて定点観測をしていますが、コロナ直後ではTOEFL80点代が、アプリケーション受け入れの足切りとしていた学校が今年では100点に上がっています。この数年で足切りの点数が20点も上がるのはかなりのスコアインフレといえます。(学校によってもこの傾向は異なるので、詳しくはご相談ください。)
一方で、去年までの実績を見ていると、SSATのスコアについては合格スコアにかなりばらつきがあることも見えています。
以前にも一度ブログで触れましたが、Philips AndoverのアドミッションはSSATについては本来はスコアに反映されないエッセイ部分についても評価の対象にすると明言しています。
ここから見えてくるのは、ボーディングスクールへの進学を検討する留学生が多くなる中で、最低限の英語力による足切りをした後の学業については、今まで通りのトラディッショナルな評価基準で生徒たちを評価するというよ、というメッセージに私には読み取れます。
特に、日本を含むアジアの国々では試験=限りなく満点に近い点数を取るために最大限の注力をするものという認識があります。
一方でアメリカの伝統的な評価基準は日頃の成績=レポート・トランスクリプト、先生からの推薦状、そして面接ということになります。テストのスコアはウェイトとしてはこれらの要素の次にくるものというのは、アドミッションオフィスの共通認識です。
そして、今年からは特にAIに対する対策も入ってくるでしょう。AIが介在することについては例えば、Ten SchoolsのひとつであるLoomis Chaffee Schoolのウェブサイトを見てもAIを正しく使うこと、学校としてどう使うか?その意義についてのみ1ページを割いてしっかりと説明をしています。
参照:https://www.loomischaffee.org/academics/ai-initiatives
AI自体は否定しない、ただしAIの使い方については評価する。
このスタンスはアプリケーションプロセスについても変わらないと考えています。
アプリケーションプロセスにおいては安易なAI利用は時に痛い目に遭うことになりますが、上手に使うことは否定されないということです。
一見、この線引きが一番難しく見えますが、100年続く彼らのアドミッションの価値観を読み取ればその答えは思うほど難しいものではないと私は考えています。
その考え方、ボーディングのフィロソフィーを踏まえて、生徒たちと、面接の次のステップであるエッセイやAdmissionとのリレーションという分野に足を踏み出していきます。
2028年度の生徒募集に関する個別相談を受け付けております。
(2027年度の進学準備サポートについては定員に達しましたので受付を停止しておりますが、通年採用の学校についてはご相談を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。)
お問合せ、ご相談はこちらから。




