留学コンシェルジュ

ニュージーランド留学再開までのロードマップが発表されました。

コロナ禍において唯一の国と言って良いほどパンデミックを抑えた国として称賛されたニュージーランド。ニュージーランドの首相であるジャシンダ・アーダーンさんの国民に向けた心のこもったスピーチは今でも強烈に印象に残っています。私も留学を準備する学生たちに面接の練習の際にはこのスピーチを見てもらい、なぜ彼女のスピーチが人の心に届くのか?について考える課題を出していました。

そんなニュージーランドもその他の国々がコロナの抑制を半ば諦め、共存に舵を切り始め続々と開国をし始めた段階ではニュージーランド国内でも完全封鎖については賛否があったようです。ニュージーランド国内に目を向ければEラーニング対応についてもコロナ前の段階からEラーニングを積極的に進めていたために、度重なるロックダウンによる影響も学校に通う生徒にとっては最小限に抑えられていたようです。

国としての成熟度や先進的な学習インフラの整ったニュージーランドは以前から魅力的な留学先でしたが、コロナ禍を経てその魅力を再認識するに至りました。同時に開国までの目処が立たないことでフラストレーションが溜まったのも事実です。特に中高生にとっての2、3年というスパンは留学のタイミングを完全に失わせてしまうのに十分な長さでした。こんな状況の中ではニュージーランドを留学先として子供達やそのご家族へ提案することは事実上できない数年間でした。

それが先週になってやっと政府として開国までのロードマップが発表されました。(2/9現在)

ステップ1:227オーストラリアに住むNZ市民と永住権所持者の入国開始

ステップ2:313日 海外に住むNZ市民と永住権所持者、スキルドワーカー(収入規定あり)、ワーキングホリデー

ステップ3:412留学生5000人、有効なビザをすでに所持している且つ、入国条件を満たしている他国の人々

ステップ4:7月 オーストラリアからの渡航者、ビザ無し渡航が出来る(Visa Waiver visitors)に該当する国からの渡航者、ワークビザ

ステップ5:10月 全ての国の旅行者、学生ビザを含む全てのビザカテゴリーの外国人他

参照:https://www.beehive.govt.nz/release/border-reopen-stages-27-february

2022年の10月にはこれから準備を始める留学生についても留学ができる目処が立ったことは非常に喜ばしいことです。

写真はオークランドの街並み、早くこんな日が戻ってきて欲しい・・・。

ここからはコンサルタントとしての見解となりますが、2022年からの留学は引き続き非常に難しいと言えます。理由としては、ニュージーランドのスクールイヤーは1月〜12月となっているところにあります。ニュージーランド政府のホームページを見ると今年のTerm4が10月17日からスタートとなっていますので、仮に留学ができたとしてもTerm4からのスタートとなります。実際にニュージーランドの高校においてTerm4は試験期間と捉えられていること、またすでに学年も終盤でカリキュラム自体がほぼ終わっていることなどから、学校としてTerm4の受け入れはあまり積極的ではありません、学校によってはTerm4からの受入れをしていません。子供からしてもTerm4からの留学スタートは同じ理由で難易度が高いと言えます。

上記の理由からニュージーランド留学の準備を始めた場合、現実的な選択肢としては2023年のTerm1からのスタートのための準備を始めるという事になります。それでも現地の状況はまだ不確定要素もあるため、代替案なども含めてしっかりとした準備が必要となります。

すでに2023年度のアドミッション(2023年度入学申請)はスタートをしています。

ご興味がある方はinfo@econceirge.jpまでお問い合わせください。

 

 

 

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