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ニュージーランド留学 - 使える英語学習

英語をいかにして習得するかは年齢を問わず多くの日本人の重要なテーマになっています。これから就職を目指す若者にとっては、英語力は必要欠くべからざる技能、であるとともに必須知識です。みな就職を具体的に考えるような年齢になると、好むと好まざるとにかかわらず、「英語どうにかしよう」という気になります。
一般の人たちでも、「会社で必要」、「海外旅行して英語がはなせたらいいと思った」、そして会社が終わる年齢になると、「こんどこそ英語習得」など、外国語としての英語のニーズはこれからも上昇し続けることでしょう。
さて、今日のテーマですが、主人公は今回の学校訪問をしている日本の中学校1年生の男子生徒です。
彼は、海外旅行は初めてで、今まで英語のみの環境で過ごした経験は一度もありません。その彼に私はニュージーランドに来て、日本語支援の全くない環境で3校の学校に1日体験入学を勧めました。彼の将来に大きな影響を与える留学です。この機会を有効に生かすのは、この方法がいいと私は確信しました。
お母さんは、本人が学校にいられるだけでもいいと考えたと思います。英語が全くわからず、コミュニケーションが成り立たずに、いらいらと不安が募れば、だれでも現場から逃げたくなります。そう考えれば、そこに存在できたことが今回の学校訪問の成果と考えられないこともありません。
しかし、現実はお母さんの想像をはるかに超えたいわば異次元ともいっていい世界にあったのでした。
初日から3日まで主人公がそれぞれの学校に対して使った形容詞は、Fun、Kind、Niceでした。辛い、苦しい、ひどい、もういいなどの日本語での否定語は一つもありません。
いずれの学校でも彼にはバディー(本人を担当する生徒)がつきました。その彼と授業を聴講するわけですが、おおよそがFunであったと言うのです。
言葉によるコミュニケーションが限定されることは、お互いにすぐに認識できます。留学生を担当する先生もそれをすぐに理解します。そこで、彼が今までにやってきたことがとても生かされます。
たとえば、音楽のクラスでは、彼はピアノを披露しました。これが大拍手。体育のクラスでは、見学ではなくて、フットボールに「参加」したそうです。昼食時には、彼に興味を持った生徒たちとニコニコ会話。それらがみな、彼にとっては、異文化での新鮮な陽性の経験となったようです。
英語はどうかというと、2日からすでに、挨拶、握手がすんなりと自然にするようになりました。彼と接したESOL教師、留学生担当者などに、「外国は初めて」というと、目を丸くして驚くのです。
ある既存留学のホストファミリーがとても親切で好奇心たっぷりなご夫婦のため、私たち一行を夕食に招待してくれました。
そこでは、なんと小学校2年生のホストシスターとI padで飽きずに2人で30分ほども遊んでいました。そして、ホストマザーのチキンのメーンデッシュや野菜の煮物、ポテト、ビーンズも美味しそうに食べ、デザートもおかわりするほどの食欲。
帰りの車では、「もっとここにいたいな」と言うのです。
この見事な順応性は、「英語ができない」という固定観念から彼がフリーであったことに起因することでしょう。それができることが、彼の今まで日本で受けてきた広義の意味での教育の素晴らしさをもの示しています。
若いとうことは、捉われがないことなのかも知れません。また、何でもすんなりと受け入れられるこころがあると思います。
彼が自らの道を切り拓けるまで、あと2-3年お世話ができることが私の喜びです。

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