日曜コラム ニュージーランドからアメリカへ
今週の水曜日にニュージーランドから帰国しました。
アメリカあるいはヨーロッパ方面への移動と違い、地球を北から南へ
飛ぶので時差は4時間です。
日本に到着したのが17時で、家に着いたのは19時30分、
就寝後、数時間して目が覚め、そのまま朝までうとうととする
ことはありませんでした。
次の日以降も夕方、オフィスで眠くなることもなく、今日に至っています。
地球を縦に飛ぶのはとても楽です。
これからアメリカの東海岸地方まで飛ぶのですが、日本を夕方に発ち、
シカゴに着くのも夕方です。
いつもであれば、その日のうちに国内線に乗り換えて、目的地まで
到着するのですが、今回は、シカゴで一泊して、翌日は移動日としました。
それで完全に時差ボケが解消されるわけではありませんが、
少なくとも緩和はされます。
今まで、かなりタイトなスケジュールで学校訪問を行ってきましたが、
これからは、余裕を大切にしたいと思っています。
というのも、今までの学校訪問で多くの生徒が旅行中、1-2度
夕食をスキップしていたのです。
時差ボケ、学校訪問の緊張、異文化での戸惑いなどから、
生徒たちが車の中では7割くらい眠っているのも理解できますし、
更には、食べるよりも睡眠を取るということも納得します。
しかしながら、車移動の多い学校訪問を、より快適にすることも
気を配ったほうがいいと思うようになりました。
私自身は、学校訪問の旅は慣れているので、
パブロフの犬ではないですが、空港に向かうところから、
自然と意識と体がシンクロして、旅モードを作り出してしまいます。
そのモードに生徒とご家族に合わせてもらっていたのですが、
これからは、より人にやさしい旅をこころがけたいと思うのです。
今回の旅、今までとは違い、訪問先はすべて大学です。
ボーディングスクールと同様に、私は大学も見て決めるという
ことを推進したいと思います。
数字やデータに頼るよりも、自分の五感で決めていくほうが、
理に適っていると思うのです。
これからも既成概念にとらわれずに中等、高等教育について、
チャレンジを続けていきたいと思います。