留学コンシェルジュ

小・中・高校留学-海外の塾とは

英語圏の国々には日本やアジアの国々では一般的である塾はありません。
塾を和英辞典で検索するとcram schoolとありますが、わざわざ
「詰め込み勉強のイメージを避けるためprivate tutor schoolと
訳されることがある」と注釈を付けているサイトもあります。
cramというのは詰め込むという意味ですが、
誰が「塾」にそのような訳語をつけたかは知りませんが、
ストレートな表現で英語圏の人にはわかりやすいかもしれません。
あるいは、ジュクの説明を聞いたひとが、
It is a school cramming for exams.などと言ったのかもしれません。
アジアの国では立派な教育産業として成り立っている塾ですが、
英語圏の国では塾ビジネスはアジアのように展開されていません。
私は塾というのはアジアそして日本の文化なのだと思います。
中国の科挙制度にその根源が求められるかもしれません。
日本は有史以来、その知識のもとを中国から限りなく取り入れました。
故に私たちのDNAには「文化はとりいれるもの」
という考え方に違和感がないのではないでしょうか。
江戸、明治時代においても、学ぶべき下敷きは外からもたらされていました。
創ることが先ではなく、受入→理解→熟慮→創作→発展
といったプロセスが日本の特徴として挙げられはしないでしょうか。
英語圏では塾はなぜ発達しなかったのでしょう。
アメリカ、カナダでは高校入試、大学入試のテスト、SSATおよびSAT
の対策は、専門機関がそれぞれの学校の設備を借りて一定の期間行うか、
ネット上の通信教育で行います。
イギリスの学校、およびその系列のニュージーランド、オーストラリア
においては、高校時代は大学のための特化した学習といって良く、
学習科目を絞って集中的に行うため、後期中等教育そのものが、
塾・予備校化していると私は考えています。
世界のインターナショナルスクールにおいてはIB教育が盛んですが、
IB対策はもしかすると、日本の塾組織がいち早く手がけることでしょう。
教育産業として、塾が西洋で発展しない理由は、
「教育」というものが一生を通じて行うものという概念があり、
結果として、大学入試制度が日本とは根本的に違うからだと思います。
SATにしても、SSATにしても、彼らは詰め込みは
自分でするという意識を感じます。
ですから、それだけをクラムスクールでアップさせたとしても、
学校評定が悪ければ、並みいる競争者にかなうはずがなく、
おのずと「テストの点数」中心の学校選択があり得なくなってしまう。
ですから、偏差値を英語でdeviationと言いますが、
まず彼らからこの単語は聞くことがありません。
パーセンタイルという1-100までの中でどの位という基準のほうが、
一般的ですが、高パーセンタイル=合格という図式は、
あてになりません。
レベルが高ければ高いほど、総合評価が求められるからです。
長い人生で考えれば、塾は短期決戦型教育を行うところではないでしょうか。
目標がはっきりしているが故に、教えられる側も何をほしいかが明確です。
しかし、留学は決して短期決戦型教育ではありません。
教育はもちろん、長期、短期の組み合わせの上になりたつと思います。
結局、その「選択」が、人生を豊かにすると私は思っています。

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