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日曜コラム 冬休み

今日で今年もあと残すところ一週間になりました。
北半球、南半球いずれの留学生もすべての生徒が今年は帰国しました。
北半球で中学・高校最終学年を迎えている生徒にとっては、
オンライン出願の締め切りが一月半ば、ないしは末に迫るなかで、
忙しい時を過ごしています。
今年が最終学年でない留学生にとっては、
自由と美味しい食事のある我が家で過ごせることで、
ホッとひと息つける休みですね。
北半球のボーディングスクール、
年明けの始まりが日本と比較して4-5日早くなります。
早い学校では正月の2日、遅くとも4日には学校がスタートします。
冬休みは、クリスマスを中心に考えられているので、
休みの中心は日本にくらべて一週間ほど前になります。
南半球の場合、12月と1月はフルにお休みです。
サンタがサーフボードに乗ってやってくるそんな動画が
毎年この時期に紹介されます。
サンタさんは、トナカイの引くそりに乗ってやってきますが、
季節が逆になってしまってはそり、雪などの道具は使えません。
そして、トナカイは南半球にはいませんから、
カンガルーに活躍してもらいたいと思っている人も多いでしょう。
少し時代を戻して30年くらい前にさかのぼると、
ボーディングスクールでは、冬休みをクリスマスブレークと
言っていたように記憶しています。
しかし、現代ではこの言葉は聞かれなくなりました。
すでに読者の皆さんは理解されていると思いますが、
プロテスタントと少数のカトリックのキリスト教徒の生徒で
占められていたボーディングスクールが沢山の留学生を受け入れることで、
宗教が多様性を帯びてきたので、イエス・キリストの誕生日に
ちなんだ「クリスマス休み」という言葉から、北半球共通の
冬休みという文言を使うことが定着したと思います。
日本の留学生にしてみれば、正月気分の抜けないまま、
母国を発つことに最初は抵抗があるかもしれません。
しかし、若い世代はすぐに自分の生活の中心がある場所の
文化に馴染める順応性があります。
親のほうが我が子を正月三が日に送り出すことに、
一抹の寂しさを感じるものかも知れません。
今年の年末、一週間がみなさんにとって楽しいものでありますように。

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