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日曜コラム 勉強とは、勉めて強いることでしょうか

シェークスピアの昔から学校とは
勉めて強いるところという通念があったようです。
ロミオとジュリエットでの一場面、
「恋人のところへ行く時は、学校の生徒が教科書を離れるときのように嬉しいが、
恋人と分かれるときは、重い本をさげて学校へ行く時のように悲しい。」
やれやれ、16世紀の昔から、学校、勉強は子どもたちにとって、
楽しいところではなかったようです。
日本の寺子屋にしても、子どもたちに課せられる課題や義務は
彼らにとってワクワクするものでは決してなかったでしょう。
私的な経験で恐縮ですが、小学校二年生から父の下で仕事をしていた人に
勉強を教えてもらいました。今でいうところの家庭教師です。
その人のお父さんは出征してお亡くなりになり、
彼のお母さんは、女手一つで3人の子を育て上げました。
私の家庭教師の先生は、末っ子で、当時父が務めていた会社の
夜間高校を成績優秀で卒業し、社長賞をいただいた秀才でした。
四年生になった時に、隣に住んでいた同級生、
カズオ君とその先生のご自宅に通うことになりました。
週に3回、午後七時先生の家の玄関を開けて、
「こんばんは~」とやるわけですが、
私とカズオ君の最も嬉しい瞬間は、先生のお母さんが襖の向こうから
「ごめんねぇ、まだシゲミツ、帰ってきていないの、仕事が忙しいみたい」
我々は、咄嗟に「え~、残念・・・」と低く悲しげな声で
ご返事をするわけですが、その時、カズオ君と私は、
満面の笑みで両手を突き上げるのでした。
二人との帰りの自転車、行きの二倍の超スピードでした。
今、勉強の概念が変わろうとしています。
強いられるスタイルから自主的にスタイルへ。
おそらくそれは、世界の変化に連動しているのではないでしょうか。
知識はどれだけあっても無駄にならないという時代から、
それは、必要に応じて、必要なだけ、取り出すという選択の時代に
世の中が大きく動いているように思います。
それ故に、言われたことを正確に実行することを積み重ねて、
大きな実績を築いていった時代から、
自主的に発想し、自主的に行動し、結果に結びつけるという
自分スタイルがオーケーどころか、求められる時代になったのでは
ないかと思います。
「若い時にもっと勉強しておけばよかった」と今まで、
何度もいろいろ人から聞いてきました。
それはとりもなおさず、勉強がそれほど苦痛なものではなく、
知れば知るほど面白いと思うからこそのおとなの発言なのでしょう。
勉強は楽しいものだということを、ボーディングスクールの先生たちは
教えるために日々、一所懸命に学校で考えています。

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