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テンスクールズの入学難易度

<前日のブログに続きます>
昨日はランク4のボーディングスクールの入学難易度について述べました。今日は更にその上のランク5、テンスクールズの入学難易度について述べたいと思います。
アメリカボーディングスクールの頂点ともいえるテンスクールズですが、合格のための基本情報はおおよそ下記のようになります。
TOEFL 105点以上
SSAT 85パーセンタイル以上
GPA 4.5以上(1~5段階評価)
●学業以外で顕著な実績や能力があること
●自己アピールの作文で個性が発揮できること
●インタビュー(面接)でのアドミッションスタッフへの好印象
以上の条件を15歳時に満たすことは、純粋に日本の教育環境のなかでは、相当に困難であることは、想像に難くありません。
TOEFLの点数が105点以上というのは、英検でいえば明らかに1級です。この点数は、英語を母国語とする15歳の人にとってもかなりの難関といえるでしょう。それを日本人生徒がこの年齢で達成するわけですから、そのためには英語に関して徹底した特訓を少なくとも小学校のうちから取り組む必要があります。
SSATの85パーセンタイルという数字は、すなわち数学と英語の成績が全受験者の上位15%の中に入るということですから、留学生にとっては、TOEFLと同様にこの数字を達成するには、周到な準備が必要と思われます。
幸いなことに数学は日本人留学生にとって難関ではありません。日本でのGPA(平均成績)が4.5以上の生徒であれば、SSATの数学は90パーセンタイルを取得することはそれほど難しくはありません。しかしながら、数学と英語の各パーセンタイルを足して2で割った数字が総合パーセンタイルではないので、英語力については、TOEFL同様に小学校時代からの徹底した取り組みが必要になります。
小学校時代からの通常の学校生活に加えて、TOEFL、SSAT対策を徹底するとすれば、果たしてその生徒に、自分の好奇心を満たすような子どもとして自由な時間が与えられるでしょうか。自然に興味を持つ、自然の中から不思議なことを発見して、それを追求するとなれば、それに費やす時間はかなりのものになります。果たして、それが親子で管理できるでしょうか。
このように発想すれば、中学校時代からの留学の意味とその目標とするところが見えてくると思います。

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